NYで「地ビール」が大流行の兆し―法改正の影響

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「地ビール」「手作りビール」と呼ばれるビールは、日本でも一般的になってきましたね。NYでは法改正の影響もあり、大ブームが起こりそうな気配があります。

NYジャビット・センター内に、市内最大級のレストラン・バー・ショップ一体型の店舗が誕生しました。最新のクラフトビール、ワイン、蒸留酒などを数百種類取り揃えています。

同センターではクリスマスフェアに向けて、小規模醸造所・蒸留所の製品の比較試飲も行われていますが、その数は昨年の75種類から125種類と大幅に増加しているそうです。

ヒートアップする業界の背景には、最近の法改正があります。規制緩和によって、市場が拡大しているだけでなく、新たな醸造所や醸造家が次々に誕生しています。

NYでは、醸造設備を建設することが許可され、税金も緩和されました。また醸造所が地域の朝市やお祭りで、自分のお酒を売ることができるようになりました。

さらにニュージャージー州では8月に、醸造免許取得に必要な金額を、12,000ドルからなんと1,000ドル以下にまで縮小。これでは、「自分もやってみたい」と思う人が増えるのは当然の流れかもしれませんね。

全部が全部おいしいわけではないのでしょうが、自分だけのお気に入りを見つけるのは楽しいもの。あまり見かけないアメリカのクラフトビールが、日本に入ってくる日も近いのかもしれません。

※ 当記事は、ハイブリッド翻訳のワールドジャンパー(http://www.worldjumper.com)の協力により執筆されました。

参考:NY getting a big taste of craft booze boom
http://nypost.com/2013/09/08/ny-getting-a-big-taste-of-craft-booze-boom/