なんとしても有給をとりたいときの「とっておきの一言」8パターン
仕事が忙しくても、どうしても休みたいときがあるものです。では、上司にどんな伝え方をすれば、有給を確実にとることができるのでしょうか。そこで今回は、20代から40代の未婚女性500名に聞いたアンケートを参考に、「なんとしても有給をとりたいときの『とっておきの一言』」をご紹介します。



【1】「もっと忙しくなる前に一度リフレッシュさせてください」
「充電期間が必要だと言って納得させる作戦」(20代女性)など、今後の仕事を順調に進めるために「休みが必要だ」とアピールする人もいるようです。「繁忙期に入ったらしばらく休めないし…」と付け加えれば、状況が把握でき、あっさりOKをもらえるかもしれません。


【2】「両親が生きているうちに親孝行がしたいんです」
「『親を海外旅行に連れて行きたい』と言われれば、その邪魔はできないでしょう」(30代女性)というように、親孝行を理由にして、上司の情に訴えるのもいいでしょう。真剣に「両親が元気なうちにしておきたい」と主張すれば、特に娘を持つ上司の共感を得られるかもしれません。


【3】「そろそろ休まないと、体調が悪くなりそうで…」
「ちょっと疲れた顔で言ってみたら、すんなりOKをもらえた」(20代女性)というように、これまで頑張って仕事をしてきた人であれば、「このまま頑張り続けると働けなくなるかもしれない」と少し心配させて、休みをもらうのもいいでしょう。具体的に「○日も休めてないんです」と休暇が必要な根拠を添えると、許可を得やすくなるのではないでしょうか。


【4】「このイベントだけを楽しみに生きているんです!」
「熱さで押し通す!」(30代女性)というように、情熱と勢いで頼みこめば、「しょうがないな」と許可をもらえることもあるようです。「このイベントに行けないと、生きる希望がなくなる」など、少しおおげさに訴えてみてもいいかもしれません。


【5】「代わりにクリスマスは必ず出社します」
「有給で休む分の代案を出せば、OKしてもらいやすい」(20代女性)など、他の社員が休みたがる日に出社することを交換条件にすれば、希望の日に有給が取れるかもしれません。既婚者や恋人がいる人が多い職場なら、クリスマスやバレンタインの出社は特に歓迎されそうです。


【6】「たまっている有給を消化させてください」
「『このままだと一日も使わずになくなってしまいそうで』などと言えば、文句も言えないでしょ」(20代女性)というように、有給を使っていないことを強調してみるのもひとつの手です。ただし、うらみがましい口調では上司を不快にさせる恐れがあるので、「できれば検討してください」と下手に出たほうがいいでしょう。


【7】「平日しか済ませられない用事なんです」
「役所に行く用事があって、どうしても平日に休む必要があると主張する」(30代女性)というように、その日に有給をとらなければならない必然性を強く訴えてみてはいかがでしょうか。用事の内容を具体的に伝えれば、すんなり理解を得られるかもしれません。


【8】「いつでも連絡がとれるようにしますから!」
「緊急事態には対応すると約束すれば、安心するみたい」(30代女性)というように、万が一のときは連絡がとれることを伝えれば、作業に支障が出ることを心配する上司を安心させられそうです。「○時以降なら連絡可能です」と具体的に電話できる時間を伝えて、確実に連絡がとれることをアピールしておくといいでしょう。


希望の日に確実に有給をとるためには、代案を出したり、切実に訴えたりする方法があるようです。ほかにも「なんとしても有給をとりたいときの『とっておきの一言』」について何かエピソードがあれば教えてください。みなさんのご意見をお待ちしています。(持丸未来)


【調査概要】
期間:2013年5月16日(木)から5月23日(木)まで
対象:合計500名(20代、30代、40代の未婚女性)
地域:全国
方法:インターネット調査