こんにちは、新里 碧(にっさと みどり)です。現在34歳で、2016年10月まで広告代理店でOL をしていました。昨年2017年2月に結婚をしたのですが、出会いはなんと、iPhoneのお見合いアプリ。そんな私の体験談をハウツーも交えながらご紹介するのがこの連載です。これまでの【アプリ婚】はコチラ。

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アプリ婚活をしている友人からよく聞かれる質問の中に、「たくさんいる男性の中で、結婚した旦那さんに『この人と結婚したい!』って思った“決め手”って何だったの?」というものがあります。

確かに婚活をしている中でたくさん男性と会っているうちに、「この人でも良いのかも?」「いや、そう思ったらこの人でも良いのかも?」「やっぱりビビっと来てないから、全員ナシ?」……と決め手がわからなくなってしまうこともあると思います。(私の場合、そんなに選べるほどうまくいかなかったのですが……)

もともと結婚願望は強い方ではなかったのですが、「まわりも結婚してきているし、いつかは結婚しなきゃいけないのかも」という強迫観念のようなものは感じていたのと、彼氏いない歴3年の孤独感から「結婚よりもまず彼氏が欲しい」と思っていました。

なので、まずは「この人と付き合いたいな」と思った“決め手”から、付き合ってから「この人と結婚したい!」と思った“決め手”をご紹介します。

ただし、今回お話しする“決め手”は、あくまでも私の場合なので、これが正しいとか、こうすれば安心というものではありません!お見合いアプリで結婚した一人の例として見ていただければと思います。

まずは、対面で会って話してみて、「この人と付き合いたいな」と思った“決め手”は、こんなところでした。

共通の趣味があった

女性はゲームに興味ないものだと思っていたそう

会ってみてわかったことですが、お互いに“ゲームが好き”という共通点がありました。

夫は仕事もゲーム会社勤務だったので、初対面でそれを知った時は、あまりの私の食いつきに若干引いていた気すらします。私に会うまで何人かお見合いアプリで女性に会ったけど、そこまでゲームに興味がある人は初めてだったそうで、ビックリされました。

お互いの最近のイチオシのゲームの話や、幼い頃にやっていたゲームの思い出の話など、初回の食事の最初の1時間くらいはずっとゲームの話をしていたような気がします。

その後、付き合い出してからは、お互いの家からオンラインゲームを繋いで一緒に遊んだりしていました。

お互いの境遇に共感できるところがあった

お互いに一人っ子だったり、女子校・男子校出身だったり、複雑な家庭環境だったり……話していくと、育ってきたバックグラウンドに色々な共通点が見つかりました。

自分の中で、「性格や価値観の形成に大きく影響したなぁ」と感じていた部分が、相手にも共通した部分を見つけたことで、一気に親近感がわき、心理的な距離が縮まった気がしました。

収入や転職回数など、仕事面でも共通点が

仕事とお金の価値観って結構大事ですよね。

働いている業界は全く別の業界でしたが、新卒で入った会社を4年ほどで退職してフリーランス(夫はワーキングホリデー)の経験を数年したこと、現在の会社が2社目で収入もほぼ同じでした。

新卒の会社を辞めたときの心境や、フリーランス(ワーキングホリデー)の時の手探りでやっていく感じなど、「わかるー」と言い合う部分が多く、ゲームの話同様に仕事の話も盛り上がりました。仕事に対する考え方に共感できたのも大きかったです。

また、収入がほぼ同じだったため、金銭感覚もあまりずれることがありませんでした。エリアこそ違いますが、住んでいる家の家賃の価格帯もほぼ同じで、間取りやアパートの築年数も同じでビックリしました。「ピカピカのマンションで狭いところよりも、古くても広々している家が良いよね」「畳とバランス釜って、人気無いけど結構良いよね」といったように、家に対する価値観が合うとわかったことも嬉しかったです。

おもしろい話も真面目な話もできる

おもしろい話をする人は人気だけれど、おもしろい話しかしない人は軽薄な印象がして心配になります。

逆に、真面目な話が出来る人は好感が持てるけれど、真面目な話しかしない人も心を開けない感じがしませんか?

「おもしろい:8、真面目:2くらいが人生楽しそう!」、「いやいや、おもしろい:1、真面目:9くらいの方が私は一緒にいて楽かも」というふうに、このバランスは人によって価値観が別れるところだと思います。

私は夫と話をしていて、このバランスが「ちょうど良いな」と思えました。また、お互いに同じくらい“話好き”なので、意見を言い合う楽しさも持てる相手だと思いました。

お互いに「敵わないな」と思う部分があった

自分には出来ないことが出来るってスゴいって純粋に思いました。

性格的に尊敬できる部分があることももちろん素敵なことですが、それ以上に圧倒的に相手に敵わないと思う部分がありました。

私は美大出身なので絵を描いたりものを作ったりすることは得意ですが、音楽の才能は皆無(しかも歌も下手)なので、夫がギターを演奏できることや曲を作れることが別世界のことのようで、尊敬の念以上に“敵わない”と思いました。

一方、夫の方は私が描いた絵や作ったものを見せた時に“自分には絶対出来ない”と思ったそうです。

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私の場合は、自分と似た部分をたくさん持っている人と出会って、それが自分に合った人でした。

逆に、自分に無いものを持っている相手や、全く正反対の相手とピタッとはまってうまくいっているご夫婦ももちろんたくさんいます。色々な相手に会う中でどんな人が自分に合うのか自問自答することも大事かもしれません。

後半の漫画では、付き合いはじめた私が「この人と結婚したい!」と思った“決め手”をご紹介します。

結婚願望はさほど強くなく、「なんとなくいつかは誰かと結婚しなければいけない」と思い込んでいた私が自然と「この人と結婚したい!」と思ったきっかけとは!?〜その2〜に続きます。