レンガの壁やテーブルなどは、運営会社でもあるランドスケーププロダクツがデザイン。見通しがよくなる空間作りを意識

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インテリアデザインを中心に手がけるランドスケーププロダクツが運営する、スタイリッシュな内装も魅力のベトナム料理店「Pho 321 Noodle bar」。店名に数字をつけることの多いベトナムに習い、“フォースリーツーワン”となるように321という数字をつけた。

【写真を見る】エアコンの中の管を使って作ったライト。無骨で男性的なデザインだが、なぜか温かみのある店内とマッチする

■ カリフォルニアを意識したおしゃれな店作り

ベトナム移民の多いカリフォルニアでフォーを食べたオーナーが、そのおいしさに感動。カリフォルニアの感性にインスパイアされ、アジアの雑多な雰囲気ではなく、女性でも訪れやすいおしゃれな内装に仕上げた。

“BE A GOOD NEIGHBOR(よき隣人になろう)”という会社のテーマを元に、近隣のアパレルブランドともコラボ。スタッフウェアやエプロンは、店に近い「N.HOOLYWOOD」と作ったもので、購入することもできる。

■ フォーと並ぶ人気!ベトナムの代表麺「ブン」

ベトナムと聞くとフォーというイメージが強いが、「Pho321 Noodle bar」でフォーと並んで注文が多いのがブン。日本ではまだ聞きなれないが、ベトナムではフォーと同じぐらいスタンダードな麺メニューだ。

材料はフォーと同じ米粉だが、異なるのは形状。平打ちのフォーに比べ、ブンは1mmの細麺。日本でいうソーメンに近い印象だ。店では豚肉、野菜、魚の3種類があり、サイズもS、M、Lから選ぶことができる。

辛さを求めるなら「魚のブン」Mサイズ1080円がおすすめ。たっぷりのパクチー、ベビーリーフ、ルッコラ、なますの大根やニンジンなど盛りだくさんの野菜の上に、カレー粉やピッキーヌで味付けしたクロカジキマグロがのる。器の底にある甘酢と絡めて食べるとよい。

夏は汁なしタイプがおすすめだが、太麺、醤油ダレベースの温かいブンもあり、こちらは寒い時期によく出るそうだ。【東京ウォーカー】

「魚のブン」 辛さ度:★★/パクチー度:★★★ ※度数は5つが最高、ライター個人の感想による(東京ウォーカー・取材・文=酒井明子、撮影=山下陽子)