努力次第で「品」はつくれる!

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「品のある女性になりたい」。最近、巷の女子たちからよく聞かれるこんな言葉。

事実、anan読者100人にアンケートを行ったところ、いちばん嬉しい褒め言葉は「品があるね」(35%)。以下、2位「センスがいいね」(33%)、3位「人に信頼されるんだね」(26%)、4位「人に好かれるんだね」「美人だね」(23%)となった(複数回答)。

もちろん女性であれば誰だって「上品だね」と言われるのは嬉しいけれど、なぜいま“女性の品”を求める声が大きいのか? マーケティングライターの牛窪恵さんはこう分析する。

「“品格ブーム”の先駆けといえば、‘06年に出版された坂東眞理子さんの著書『女性の品格』ですが、その頃に言われていた品格とはいわば“女子力”であり、重視されていたのは女性としてのたしなみやマナーといったもの。それに対し、いまの時代の品格を表すのは“大人力”。‘11年からのなでしこジャパンブームをきっかけに、“芯の強い、ブレない女性像”に多くの支持が集まっているのです」

生まれや育ちともまた違う、本当の品格。それは、自分の内面を磨くことで滲み出てくるもの。

「年齢に左右されがちな外見と違い、品格は年を重ねるごとに培っていけるもの。どんな人でも日々努力を積むことで、内面から自分を輝かせることができるのです」

◇うしくぼ・めぐみ マーケティングライター。大手出版社を経て、マーケティング会社を設立。トレンドや世代に関する著書多数。TVのコメンテーターとしても活躍中。9月下旬、『恋愛しない若者たち』(ディスカヴァー21)が発売予定。

※『anan』2015年9月2日号より。 スタイリスト・中田由美 文・瀬尾麻美 写真・msderrick 《anan編集部》