不況なのに結婚費用は増加です
リクルートの結婚情報誌「ゼクシィ」が10月22日に発表したところによると、全国の平均結婚費用は昨年度の調査に比べて全国平均で12.7万円アップの433万円だったのだそう。
不況、不況と連呼されるご時世でも結婚ビジネスは堅調な伸びを示している、と見ることができるが、ブロガーからはこの調査に懐疑的な声が多数上がっていた。
「図表入りの記事はこちら」
コメントの多くを占めたのは、挙式、披露宴・披露パーティーで400万円なんて使いすぎ、という論調だ。
・夢がない、と言われるかもしれないけど、そんなお金があったら生活費にまわしたい…
・安く式を挙げる方法だっていくらでもあるでしょう
カップルの約80%は、結婚費用の両親から平均200万円ほどの援助を受けていることも、否定的なコメントに拍車をかけたようだ。
・「親に感謝の気持ちを伝えたい」って、援助してもらってて感謝もないでしょ。
・それだったら、親と一緒に旅行に行ったりした方がいいんでね?
また、そもそも調査自体が怪しいという声もあり、
・出どころが「ゼクシィ」だろ? いっぱいお金使うムードを作りたいんじゃないのか?
・そうやって、親の見栄を引き出す広告戦略と見た。
など、広告戦略ではないか、との見方も少なくなかった。
企業が打ち出す情報を簡単に鵜呑みにしない傾向は、ここ最近ぐんぐん高まっているように思える。広告に対して、消費者のリテラシーがあがってきた、ということなのだろう。
しかし、ITが広がったことで新たなサービスも登場してきており、お金を使ってもいいか…、と気持が揺らぐのも確かだ。ふたりの思い出をホームページに美しく残し、さらに親戚一同がコメントし合えるウェブサービスなどは、一生に一度と言う言葉を聞くと利用してもいいか、と言う気にもなる。
結婚式はあくまで通過儀礼。お金を使う、使わないは、本人達や両家の方針もあるだろうが、一番幸せなのは、結婚したふたりが幸せな家庭を築くことだろう。
(イノウエアキオ)
■関連ブロガー☆ランキング
【もっと詳しく】「結婚式」を話題にしているブロガー
■関連記事
・次元を越えた結婚願望の行方
・さっそく振り返る今年の芸能界の結婚!
・待ってるだけじゃ結婚できない!「婚活」世代の明日は?
■kizasi.jpでみる
・最新の「結婚費用」