仕事の相談をしても「それってあなたの感想ですよね?」ウザい上司に仕返ししてやった話
あなたの職場環境は充実していますか? 不満はありませんか? いい環境なのに、これだけが困る! といった悩みもあるかもしれません。今回は、筆者の知人Lさんのパート先でのトラブルエピソードをご紹介します。
パートを始めたLさん
Lさんは子どもが成長して生活が落ち着いてきたので、パートを始めることにしました。Lさんと一緒に働く他のパートさんは、とても優しくて面白い人たちばかりで、Lさんと同じように子どもがいるママが多かったです。
そのおかげで、子どもの急な発熱で欠勤しないといけないときには、お互い様の気持ちで代わりにシフトに入るなど助け合うことができて、最高な職場環境だとLさんは感じていました。
有名なセリフを吐く上司
しかし、上司が話を聞いてくれない人だということだけが、唯一の気がかりでした。仕事内容で改善してほしいことがあって相談をすると、「それってあなたの感想ですよね?」と、どこかで聞いたことがある有名なセリフを言ってくるのです。
「感想ではなく、意見です」と言っても、「実際にそれが原因でお客様から何かクレームがありましたか?」と言われてしまうのです。お客様からのクレームはないけれど、従業員が心地よく働けるようになるための意見だと言っても、全然話を聞いてくれないのです。
しびれを切らしたパートさんたちが……
上司のその態度はLさんのみならず、他のパートさんにも同様でした。そのため、改善されない仕事内容に、パートさんが他の職場を探し始めて次々と辞めていったり、シフトを減らしていったりしていきました。
「一緒に働く人は最高なんだけどねぇ~。やっぱりいくら言っても聞いてくれない社員さんは、ちょっとね……」と、みんな口を揃えて言うのです。
そして、徐々にLさんへ仕事のしわ寄せも来てしまいました。シフト希望を出しても、少し多めに入らされて、扶養内で働きたかったのにその扶養も外れてしまう勢いでした。「このシフトでは困ります!」と伝えると、「えーそれってー、あなたの感想?」と、またあのセリフを言ってきたのです。
流石のLさんもこれにはカチンときました。
そしてとうとう、Lさんもパートを辞めることにしました。「君に辞められたら困るよ!」と上司は言ってきましたが、「それってあなたの感想ですよね?」とLさんは言い返し、上司が唖然とした顔を横目に退職していきました。
その3週間後に無事退職し、他のパート先へ移ったのでした。
上司にも悪気はなかったのかもしれませんが、もう少し人の話に耳を傾けてほしかったですよね。前職で知り合ったパート仲間とはいまだに飲み会をするような仲で、良き仲間に出会えたことだけは感謝しているLさんなのでした。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:南さおり
読者モデルを経て、ライターに転身。仕事柄、美容や装いにこだわる女性たちの心理やリアルに興味を持ち、取材。結婚・出産を機に現在は、育児をしながら、女性としての美や健康も両立する女性を主な取材対象に、いつまでもきれいで美しい人生を送るための秘訣をリサーチし発信する女性向けコラムニスト。女性の人間関係に注目した記事も人気。