分かっているけどやめられない! 誘惑を断ち切る、浪費が激減した6つの習慣
お金と片付けは密接に関わっている? 整理収納と家計管理のイイ関係/ポンコツ4児母ちゃん、家を片付けたら1000万円貯まった!(1)
片付けや家計&家事の工夫を発信して人気を集めるのは、インフルエンサーのなごみーさん。3男1女の母である彼女は家事も仕事もこなし、節約までするスーパー主婦のように見えますが、以前は借金があり、ダラダラするのが大好きだったんだそう。
そんななごみーさんは、子どもたちの教育費4000万円を貯めることを目標に、家庭のすべてを見直したことで何もかもがうまく回るようになったといいます。実際に彼女が駆使した、ハードルは低くても効果抜群な生活の工夫をぜひ参考にしてみてください。
■脱! お金オンチテク わかっちゃいるけどやめられない。
甘い誘惑を断ち切るための浪費が激減した6つの習慣
家計を整え始めたものの、人間はそうそう簡単には変われません。とりわけ問題だったのが私の浪費癖。かわいい雑貨を見つけたら、つい足を止めて見てしまう……。そんな甘い誘惑を断ち切るために、私が意識した行動がこちらです。
1 あえて財布は持ち歩かない
子どもの送迎や公園に遊びに行く時、お金を持っているとつい、子どもたちのおねだりに応えてしまうし、一回一回は大した額ではないにせよ、積もり積もれば結構な金額になるものです。
財布を持っていなければ子どもたちも納得するし、買えなければ浪費もしません。単純なことですが、これが一番効果がありました。
2 「それ、本当にいる?」と自問自答
「これ欲しい」と思ったら、「それ、本当にいるの?」と自問自答する習慣をつけました。一旦立ち止まって冷静に考えることで、衝動買いはほぼゼロに。すでに持っているもので代用できないかも考えるようになり、無駄遣いも激減しました。
3 それを買って得られるメリットを考える
欲しいものが出てきたら、「それを買うことで得られる効果は何か」をまずは考えます。時間的な余裕が生まれるのか? 健康的価値が上がるのか? 将来的に自分の収入アップにつながるのか? 「自分の暮らしをより良くしてくれるものかどうか」を考えて、効果がなければ即却下、という思考を身につけていきました。
4 時給換算癖をつける
例えば時給1000円で働いているとします。ある時、コンビニで何となく500円を使ったら、それだけで自分の労働時間を30分消費したことになりますよね。買う前にそれが30分の労働に見合うものかどうかを考えます。数千円のものなら、「これを買ったら、何日働かなきゃいけないのか?」「無駄なものを買うのはやめよう」と思えるようになりますよ。
5 ラテマネーを侮るなかれ
「ラテマネー」とは、普段何気なく支払っているコーヒー代などの小さな支出のこと。お金が貯められない人ほど、このラテマネーが多いと言われています。私もそうだった!
代表的なラテマネーがATMの手数料。100円程度でも、塵も積もればン千円。
スマホの「端末保証」も月に500〜1000円と、地味に痛い出費です。よっぽど雑に扱わなければそうそう壊れるものではないし、保証に入っていても交換時に何千円もかかったり、交換できるのは中古品だったりで割に合わないことも。
どうせ2、3年で寿命を迎えるのなら、その間にしっかり積み立てておいた方が得策です。
そして、ラテマネーのラスボスは百均。クオリティの高さについ手が出そうになります。行く時には「買い物メモにあるもの以外は買わない!」という鋼の意志で向かうべし。
6 理想の暮らしを明確にする
私が理想としているのは、ミニマリストのやまぐちせいこさん。
「彼女のように、少ないものですっきり暮らしたい」という理想が明確になってからは、家に入れるものを吟味するようになりました。吟味したものだけに囲まれた暮らしだからこそ、満足感もひとしおです。
すべては理想の暮らしをするためにインプットした本の数々。
【著者プロフィール】
なごみー
3男1女、4児の母。整理収納アドバイザー1級。
たのしい節約生活、暮らしの工夫をInstagramで発信中。元借金あり、汚部屋で暮らすポンコツ主婦から一念発起して、子供たちの教育費4000万円を貯めることを目標に、家庭内のすべてを見直したことで、何もかもがうまく回るように。ハードルは低く、かつ効果抜群なお金が貯まる・暮らしが回る生活のテクニックがメディアで話題に。
著=なごみー/『ポンコツ4児母ちゃん、家を片付けたら1000万円貯まった!』