おしゃれ度2割増し！秋本番までの足し算プラン【パリ流ユニクロコーデ】

2023年8月31日 14時45分

「ベーシックなアイテムを大人っぽく着たい」「ワンパターンになりがちな手持ちの服をいつもとは違った感じで着こなしたい」「情報はたくさんあふれているけれど自分のスタイルが見つからない」とファッションや着こなしについて悩んでいる人もいるはず。

そこで、『大人パリジェンヌStories～おしゃれと恋と日常と～』など、パリジェンヌのおしゃれやライフスタイルをつづったイラストエッセイで知られる米澤よう子さんに、ユニクロのアイテムの着回しコーデを紹介していただきます。

何よりも自分らしさを大事にするパリジェンヌの着こなしを参考にすることで新しい発見やおしゃれのヒントが見つかるかも？

季節の変わり目は足し算でおしゃれ度アップ！

立秋も過ぎ、そろそろ秋物に心躍るとき。ですが……そうです、日本の夏は長い！　おまけに残暑まである中、何から手をつけて良いのやら？　でも、秋本番まで待てない！

一方フランスは、日本ほど四季がはっきり区別されない気候のため、おのおのの体感温度で決める服選びがパリ流の基本。たとえば、街中では夏のタンクトップ姿の人と秋物ジャケット着用の人が混在しているのは、パリでは日常の光景です。パリに住んだ当初は軽く驚きを覚えたものでした。

体感に合わせれば、アイテム数が徐々に増えますよね。薄着→重ね着＝「足し算」のプランにし、季節の変わり目とコーデをなじませて。自然の成り行きに任せつつも、ここはパリ流。少しの視覚効果（トリック）を徹底比較、いっそうおしゃれに見せる装いを図解しました！

まずはニットとパンツでおしゃれ度2割増し

まずはニットとパンツ、2アイテムスタイルからご提案。パリジャン・シックのアイコンである、イネスとのコラボレーションアイテムは、着るとたちまちフレンチ・シルエット！おしゃれ度が2割増すため、さらりとそのまま着てOK。3Dニットは袖が長く、手首部分がふんわり。（腕が短い私でも）腕を長く細くみせる視覚効果アリ！

ニットの上にブラウスをON！

次は3アイテム目、ニットの上に花柄ブラウスをON。着方はイラストのようにアレンジしてみて。重ね着は、ともすると着膨れしてしまうので、予防する工夫です。花柄は、夏から引き続きのパリ流の推し。シックな秋スタイルにも花柄を取り入れて新風を！そしてベルトをつければブラウスを４方向から同系色で囲む図になり、安定感が増し、実寸よりも引き締まって見えます。

ジャケットは「裏地にエスプリ」

4アイテム目はジャケット。イネスのシリーズではずっと続く「裏地にエスプリ」。表はノーマル、めくれば「遊び」が隠れてる！そのエスプリ、今季はチェック。これまで重ねてきたトップスの２枚と一緒に見えるようにスタイリングするのをお忘れなく。ちょっとの手間ですが、あるのとないのとでは、映え方に違いが……。粋な装いのできあがりです。

バッグをプラスするだけでスタイルアップ

加えて試して欲しいのが「ウォレットショルダーバッグ」です。イラストでも一目瞭然。プラスすると印象が変わりますよね？　腰から上に要素が集まることで、人からの視線を上半身に持ち上げ、下半身から目をそらします。また、斜めの線は、上背を増し、背を高く見せる錯覚を促します。バッグひとつで、思いのほかスタイルアップに貢献します。

色は、服とあえて合わせず、ブルーを。目立たせて、より効果を高める狙いです。実用の他、アクセサリーとして活用するのもおすすめ！