「薄皮シリーズ 5個→4個へ」という悲しいニュースが話題になりましたが、じつはイオンのプライベートブランド「トップバリュ」に、山崎製パン「薄皮シリーズ」に似た商品があります。

袋の中に小さくて丸いパンが5個入ったミニパンシリーズです。

SNS上でもかねてから、「薄皮シリーズ」に似ているとの声が上がっています。

並べて置いてみると、たしかに似ていますね。

写真は上がトップバリュのミニクリームパン、下が薄皮クリームパンです。パッケージは違うものの、大きさや見た目に関してはそっくりです。

それもそのはず。実は「トップバリュ」のミニパンシリーズ、製造しているのは、同じ山崎製パンなんです。

今回は、両者を食べ比べてみました。

割ってみると大きな違いが...!

同じ店舗で購入したところ、「薄皮シリーズ」(5個入り)は170円。一方、トップバリュの「ミニパンシリーズ」(5個入り)95円です。

価格は、圧倒的にトップバリュがリーズナブル。味の違いはあるのでしょうか。

それぞれをお皿に出してみました。

左が「薄皮クリームパン」、右がトップバリュの「ミニクリームパン」です。サイズ感も厚みも大きな違いは感じません。

半分に割ってみます。「薄皮クリームパン」はクリームがたっぷりと入っているのに対し、トップバリュの「ミニクリームパン」は隙間がありました。そのため持ってみると、「薄皮クリームパン」の方がずっしりとしているように感じます。

カロリーは薄皮クリームパンが1個97kcal、ミニクリームパンは1個80 kcal。このクリームの量を見ると納得がいきます。

では、食べ比べていきます。

薄皮クリームパンは、しっとりふわふわの生地の中にクリームがたっぷり入っており、安定の美味しさです。

続けてトップバリュのミニクリームパンを食べてみると、生地はふんわり、クリームは程よい甘みで、「薄皮クリームパン」にかなり近い味です。

生地の柔らかさやしっとり感は「薄皮クリームパン」の方がなめらかで優しいと感じましたが、正直そこまで大きな違いはありません。クリームの味も、ほぼ同じだと感じました。

ただ「薄皮クリームパン」は口に入れたとき、パンの中からクリームがすぐに溢れ、口いっぱいにクリームが広がるのに対し、トップバリュのミニクリームパンはパン生地を味わっていると徐々にクリームがやってきます。そのため食べ比べると、ミニクリームパンは少し物足りなさを感じます。

まとめると、両者の違いは「クリーム量」。ここが気にならなければ、100円以内で買えるミニクリームシリーズは、コスパがいいと言えるでしょう。

2023年1月の出荷分から「薄皮パン」シリーズは5個→4個に減ってしまうので、トップバリュの「ミニクリームパン」も何かと注目を集めるかもしれません。

(東京バーゲンマニア編集部 三浦香奈)