気分はフラメンコ‼「パエリア」/(C)三國 清三

写真拡大

「料理レシピ本大賞 in Japan 2022」の「プロの選んだレシピ賞」を受賞し話題となっている、三國清三シェフによるレシピ。おうちでラクしてごちそうが食べたい人にぜひ紹介したい、フレンチの巨匠によるテクニックをお教えします。

【画像を見る】気分はフラメンコ‼ 米をよーく炒めて「パエリア」

「簡単なのにお店の味!」「料理がたのしくなった!」「失敗しないコツが勉強になる!」などユーザーからも大反響!

毎日の食卓をおいしく華やかに彩るレシピをぜひ真似してみてください。

〜〜

■パエリア

夏場にぴったり!

米をよーく炒めてパラパラにする。

夏場にぴったり! 殻つきの海老、貝、イカと魚介をたっぷり盛り込み、そこから出る自然のうま味をご飯に吸わせます。

鍋底のご飯はお焦げになってこれもまた絶品。

スペインの料理には夏らしいスペインの赤ワインを合わせましょう。

気分はフラメンコ‼ ぜひトライしてください。

◆材料(4人前)

赤海老(殻つき)…4尾

ホンビノス貝…4個

イカ…1杯

玉ねぎ(厚めのスライス)…1/4個

セロリ(輪切り)…1/4本

パプリカ(棒切り)…1/2個

にんにく(薄切り)…1片

米 (洗わない)…1合

A

・水…3カップ

・トマトペースト(KAGOME)… 大さじ1(1袋)

・サフラン…5本

塩、黒こしょう…適量

オリーブオイル…大さじ3

*イカの種類はその時期、手に入るもので。

◆つくり方

1 イカの胴は皮をむいて1cm幅の輪切り、足と耳はざく切りにする。

2 中火のフライパンにオリーブオイルを熱し、海老を殻ごと焼く。

◎カリッと焼いておいしい出汁を出します。

3 野菜を硬い順に加え、軽く炒める。塩、こしょうをふる。にんにく、米を加えよく炒める。炒めている間に、ボウルにAと塩(適量)を溶かし、フライパンに加える。

◎日本の米は水分と粘り気が多くてべちゃっとなりやすいため、油が全体に回るようによーく炒めて米をパラパラにするのがポイントです。

4 ホンビノス貝、イカをのせ、一度沸かす。塩、こしょうをふる。ふたをして弱火で約20分炊く。

ボナペティ〜!

【この料理にはコレ!】

赤ワイン 

ライマット オーガニック ボイラ

生産者:ライマット

生産地:スペイン

ガルナッチャ(グルナッシュ)という品種で、ボージョレに似た風味。

土壌の香りというか、鉄分を感じさせますが、軽く飲みやすいです。

■レシピを参考にするときは

・料理の保存期間は、食材の状態やつくった環境によって異なるため、目安ととらえてください。

・生クリームは、乳脂肪分40%台のものを使用。

・オリーブオイルはエクストラ・ヴァージンを使用。

〜〜

「毎日料理をつくるのは大変!だからこそ、食卓に笑顔を届けたい」そんな思いが詰まったプロのレシピ、参考にしてくださいね!

作=三國清三

※本記事は三國清三著の書籍『スーパーの食材でフランス家庭料理をつくる 三國シェフのベスト・レシピ136 永久保存版』から一部抜粋・編集しました