やる気はあるのに気持ちだけ先走ってしまってなかなか良い結果が出せない、と落ち込んでしまう人は少なくありません。いつも頑張っているのに良い結果が出ない、逆に迷惑ばかりかけているという人は、あなたの行動が空回りしていると言えるでしょう。

今回は、頑張っても空回りしてしまう人の特徴や対処法についてご紹介していきます。やる気はあるのにどうして上手くいかないのか、その理由を見ていきましょう。

頑張っても空回りしてしまう人の特徴

間違った方向へ頑張っていたり、張り切っていたりしていませんか? 見た目は頑張っているように見えても結果が伴っていないと、周囲からは呆れられているかもしれません。

まずはじめに、空回りしてしまう人に共通する特徴をご紹介していきます。


焦りすぎている

頑張っても空回りする人の特徴として、焦りすぎていることが挙げられます。すぐに終わらせる必要がない家事や仕事でも、「早くやらなきゃ」と勝手に思い込んで急いで取り掛かっている人はいます。

本来であれば今やる必要がなく、時間や心に余裕を持ってできるはずなのに、勝手にプレッシャーを感じて焦らされているような感覚に陥っています。急ぐほどミスは増え、その失敗によりさらに焦ってしまい、自分が持つ力を十分に発揮できません。


自分の間違いを認めない

間違いを注意された時に素直に受け止められないのも、空回りしてしまう人の特徴です。人間誰でも間違うことはありますが、ミスをした時に反省したり、解決や改善したりできないのは問題です。間違いを受け止められない人は、自分のやり方が正しいと思って決して変えようとはしません。

また、ミスをした時の軌道修正や、新しいやり方を取り入れるのを嫌うので、何度も同じミスを繰り返す傾向があります。周囲の指摘やアドバイスを素直に受け止め、視野を広げることが大切です。


やる気がありすぎる

空回りしてしまう人はやる気ばかり先走ってしまい、精神・体力面に負担が掛かっていることもあります。やる気があるのは良いですが、逆にありすぎると睡眠時間を削ったりご飯を抜いたりしてまで業務に没頭してしまいます。

精神・体力面に負担をかけ続けていると集中力が続かずに失敗を連発し、結果的には周囲へ迷惑をかけるでしょう。テスト前日に徹夜で勉強したけれど当日寝坊したり、寝不足で集中できなかったりして良い結果にならないのと同じです。


周囲に認められたいと思いすぎている

頑張っても空回りしてしまう人の特徴には、周囲から認められたいと強く思っていることもあります。

他人から認められたい、褒められたいという気持ちが強すぎると張り切りすぎ、周囲に何も相談せずに間違った行動をとりがちです。

そのため、せっかくの努力が水の泡になり、結果として周囲へ迷惑ばかりかけてしまうのです。他人から認められたいという気持ちは誰しもが持っていますが、その思いが強すぎると最終的には周囲から呆れられてしまうでしょう。


空回りしている時の対処法

空回りしているかもと思った時には、これ以上焦らないためにも正しい対処法を取りましょう。


客観視してみる

自分の状況を客観的な視点から見ると間違いに気づけ、焦りすぎなくなるでしょう。気持ちが焦っている時にこそ自分の行動を見直し、落ち着くことが大切です。今していることは本当に急ぎの用事なのか、もっと良い方法はないのかと考え、落ち着いて行動するようにしましょう。

また、自分を客観視するのが難しい場合には、一緒に働く同僚や先輩、友人などに相談するのもおすすめです。


頑固な考えを捨てる

自分が正しい、この方法が一番という頑固な考えは捨ててください。仕事や家事が上手くいかないのは間違った方法で進めている可能性が高く、やり方を変えなければ今後も改善しないでしょう。

物事が上手くいかない時は一度立ち止まって、問題はないかどうかを考え、周囲にアドバイスを求めるのがおすすめです。また、もらったアドバイスは素直に受け止め、一つのやり方に固執せずに自分の間違いを認めることも必要です。


認められたいと思いすぎない

周囲から褒められたい、評価を受けたいと思いすぎないようにしましょう。やる気や欲求が強すぎると周囲と馴染めず、一人だけ突っ走ってしまう原因になるためです。

周りから認められたい欲は誰しもがありますが、焦って行動するよりも落ち着いて物事を進めた方が良い結果へとつながるでしょう。焦らなくても、コツコツとこなしていけば周りからの評価は得られるはずです。


おわり

頑張っても空回りするなと思った時には、焦りすぎてしまっている可能性が高いです。焦るのが癖になっている人は多く、後々考えたら「なんであんなに焦っていたのだろう」と思うことは多いでしょう。

そのような時にこそ一度立ち止まり、深呼吸をして落ち着くことが大切です。

また、空回りしてしまう人の多くは自分が正しいと思っているので、本当に間違っていないどうかを客観視することも重要です。落ち浮いた生活を送るためにも、一度立ち止まって自分自身を見つめ直してみてください。