「結婚しない選択」を考える!結婚しないと決めたらこれからの人生どうなる? | 恋愛ユニバーシティ

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「結婚しない選択」をしたらどうなる!?

独身男女の3人に2人は恋人がいない、というデータもあるという現在。
アラサーになると、「結婚しないの?」「彼氏いないの?」など、自分でも気にしている質問に、つい過敏に反応するようになってしまいますね。結婚したいとは思っているけれど、パートナーがいない…、そもそも結婚したいと思えない…、いろいろな理由から、「独身(非婚)」という立場を選んでいる人も多いことでしょう。

2015年の国勢調査によると、2005年の時点で「35〜39歳の未婚率(一度も結婚していない人)は18.4%」だったと言われています。また、その10年後の2015年に「45〜49歳の未婚率は15.3%」となっていることから、30代後半からアラフォー世代にかけて結婚できたのはなんと3.1%」しかいないのだとか。さらに別の調査では、「アラフォー以降での結婚率は1%未満」という驚くべき数字もありました。
30代後半からの結婚がいかに難しいかが分かる数字となっていますね。

もし、このまま「結婚しない選択」をしたら、今後の人生はどのようになるのでしょうか。そんな興味深い特集が、女性美容専門誌 美的12月号(10月23日発売)に掲載されていました。結婚する・しないの選択は、個人の自由。「結婚しない選択」をするのなら、ぜひ今後の人生のシミュレーションもしておきましょう。特集の一部からご紹介します。

目次

1.結婚向きの人・結婚向きでない人の違いとは 2.結婚しないと決めたら、身につけておくべき力2つ 3.「結婚しない人生」に将来起こることを知っておく

1.結婚向きの人・結婚向きでない人の違いとは

そもそも、結婚に向く人と向かない人の違いは一体なんなのでしょうか。美的には10個のチェック項目が並んでおり、そのうち5個以上あてはまるのなら、「非婚向き」とされています。そのうちの3つのチェック項目をご紹介します。

・「「IKEA」などの家具の組み立ても、PCの設定も自分でやれてしまう。」
・「仕事や好きなことに集中して、部屋が片付かないことが多い。」
・「誰にも邪魔されず、ひとりで過ごせる時間と空間が十分に欲しい。」

いかがでしょうか。当てはまる項目はありましたか。すべてのチェック項目に言えることは、「一人でも大丈夫・むしろ一人が好き」というタイプが多いということ。たとえばホームパーティなど、人をもてなすことが好きな人は「人に尽くすことで愛されたい傾向」があるため、結婚向きである、とされています。
一方、いわゆる「自分の世界に引き籠もったり、ひとつのことに集中する」ような1人の時間が好きなタイプは、恋愛には向くけれど結婚には向かないのだとか。
このようなタイプの人は、一人の時間を大事にしているため、結婚という選択肢を選びにくくなるようです。実際に、一般的に結婚をためらう理由は、男性はお金がなくなるから、女性は時間がなくなるから、と言われています。結婚すればパートナーに常に予定を合わせたり、子どもができれば子ども中心の時間軸になってしまうので、ついためらってしまう傾向があるのかもしれません。

2.結婚しないと決めたら、身につけておくべき力2つ

もし、あなたが「結婚しない」という選択を選ぶなら、身につけていたほうがいい力があるとジャーナリストの白河桃子さんは言います。それが以下です。

・「働き続ける力」
・「人間関係が貧困にならないこと」

「単身で暮らす3人にひとりは貧困というデータ」があると、白河さんは言います。1人で生きていくためにはどうしても収入が必要になります。そのため、「働き続ける力」は、何よりも大事になるのだとか。結婚しない人生を選択するなら、「貧困にならない」ためにも、働き続けられるような「長く収入を得られる仕事をして、稼ぐ力」を養っておくことが大事になるのです。いま、もし非正規雇用で働いているのだとしたら、今後長いあいだ働けるような資格の取得や、正社員としての道を目指すなど、長く働く力を身に着けていきましょう。

また、経済的にも自立し、「自分の力で立っている女性はカッコよく見え」ますが、実は今後、「“助けて”と言えること、頼ったり頼られたりできる仲間がいることが大事」になってくるのだそう。そのためには「プライベートで頼れるつながり」を今から積極的に持っておくことが大事になるといいます。
困った時に助け合える独身同士の友だちや、「結婚していても子どものいない人」も仲間と思って、今後つながりを持っておくことはとても大事なのですね。今は若く健康でも、年を重ねればいずれ体の不調や働くことが困難になる状況に陥ったりすることもあるかもしれません。そのような状況になったときのためにも、お互いに助け合えるような仲間を作っておくことが大事になるようです。また、一回り年上の独身女性とも仲良くなって、お手本にできるロールモデルを作っておくこともおすすめです。

3.「結婚しない人生」に将来起こることを知っておく

結婚をしない人生を選択し、働き続ける力を身に着けるなら、「管理職の打診があったら、ぜひ受けてみて」と、キャリアコンサルタントの朝生容子さんは言います。結婚しない人生を選んだら「年金の厚みが違うという意味では、会社で働き続けるという」ことは、利点です。
そのため、会社で働き続けるために、会社にとって「人を育てる」ことができる人材に40代までになっておくことが大事になるのだとか。40代になれば、責任ある仕事をまかされることはもちろん、それまでの人生経験から、後輩にアドバイスする立場になることも多くあるでしょう。そんなときに経験から“人を育てる”ことができる人材になっておけば、会社にとっても大事な人材となり、働き続けることができるのですね。

また、もう一点しっかりと考えておきたいのが老後の過ごし方です。
働き続けていれば、いずれ定年が訪れます。60歳になるまで働き続けても、公的年金が支給されるのは65歳から。「この間は無収入に」なるため、この時期を乗り切る蓄えや収入源を確保」しておくことも必要と、朝生さんは言います。
結婚しないという選択をするのなら、このようなリスクや現実も理解し、自分らしい人生を歩んでいくのが大事なのですね。

いかがでしたでしょうか。このほかにも美的にはより具体的な「30代から70代までの人生シミュレーション」や、「おひとり様のマネー」、「結婚しない人生がよくわかるおすすめBOOK&MOVIE」など、内容満載です。ぜひみてみては。

出典:「「結婚しない」と決めたら人生どうなる?シミュレーション」
美的 P.241〜248

(知花きのこ/恋愛ユニバーシティ)

◇プロフィール知花きのこ / 恋愛ユニバーシティ 恋愛ユニバーシティ公認ライター
恋愛ユニバーシティ公認ライター。