【幸せになる方法】もしかして恋愛依存症?苦しい恋ばかりの自分を癒やす6STEP | 恋愛ユニバーシティ

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どうして「苦しい恋愛」ばかりなの…?

自分の今までの恋愛を振り返ったとき、「どうしてこんなに苦しい恋愛ばかりしてしまうんだろう…。」と悩んだことはありませんか。最後にはいつも浮気されたり、だめんずばかり好きになってしまったり、不倫の恋にハマったり、モラハラ気味の彼に振り回されたり…。
“自分にはそんな恋愛しかできないんだ…”、と諦めてしまっている人はちょっと待って。実はあなたは「恋愛依存症」の可能性があるかもしれません。

恋愛心理学の第一人者であり、多くの女性にアドバイスしてきた伊東明氏は、恋愛依存症は実は深刻な病である、と言います。そんな伊東氏の著書『恋愛依存症〜苦しい恋から抜け出せない人たち〜』(実業之日本社)を参考に、「恋愛依存症」についてあらためて学び、苦しい恋ばかりに傷ついてきた自分の心を癒やす6つのステップを実践してみましょう。

目次

【幸せになる方法】恋愛依存症に陥りやすい人とは? 【幸せになる方法】心理学的に分析:「共依存」と「回避依存」とは 【幸せになる方法】共依存症とは〜「あの人は私がいないとダメだから」 【幸せになる方法】回避依存症とは〜「親密な関係になりたくない」 【幸せになる方法】恋愛依存症から抜け出すための6ステップ

【幸せになる方法】恋愛依存症に陥りやすい人とは?

一般的に依存症というと、薬物やお酒、ギャンブルや買い物などその対象はさまざまでですね。薬物依存症者が依存する対象が薬物であるのと同じように、「恋愛依存症」では、依存する対象が「恋愛」になってしまいます。恋愛に依存してしまうと、「その恋愛がどんなに苦しいものであろうとも、手放せなくなって」しまうのです。

たとえば、恋愛をしている間にこのような経験をしたことはありませんか。

「あの人がいなければ私は生きていけない」「別れたほうがいい、とみんなから言われるのに別れられない」「寂しさから、つい好きでもない人と関係を持ってしまう」「すぐに人を好きになるけれど、あっという間に冷めてしまう」「尽くしすぎて、いつも冷められる」「自分が『愛されている』と実感できないと、無価値感に陥る」「自分さえガマンすれば、いつも恋愛はうまくいくと思っている」「恋愛をすると、ほかのことがどうでもよくなってしまう」…。

これらに当てはまるような経験をたくさんしているのなら、それはあなたが「恋愛依存症」に陥りやすい傾向があるということになります。
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【幸せになる方法】心理学的に分析:「共依存」と「回避依存」とは

前述の伊東氏によると、「恋愛依存症」には、「共依存」「回避依存」「ロマンス依存」「セックス依存」の4つのケースに分類されるといいます。
そこで、今回は恋愛に悩む女性が特に陥りがちな「共依存」と「回避依存」について見ていきましょう。

■共依存症とは〜「あの人は私がいないとダメだから」

「共依存症」は、以下のような恋愛をしがちな女性が陥りやすいと言われています。

ダメな男に金銭面を含めてひたすら尽くして援助してしまう、DVされても「自分が耐えればいい」と思ってガマンしてしまう、別れたほうがいい、とさんざん周りに言われているのに「あの人には私がいないとダメだから。」と、別れない…、このようにいわゆる「だめんず恋愛」をしてしまいがちな人が陥りやすいのです。

また、共依存症者には女性が多く、以下の5つの心理的特徴があるといわれています。

(1)「必要とされる」ことを必要とする
(2)「救済者」になりたがる
(3) 相手を放っておけない
(4) 常に自分を後回しにする
(5) 現実を見つめることができない

これらの共依存症に陥ってしまう原因のひとつは、“幼少期の親子関係”にある、と伊東さんはいいます。いわゆる“毒親”に育てられた子どもが、大人になってから恋愛をする際、恋人を親の代わりとみなしてしまい、幼少期に得られなかった愛情を恋人からなんとか取り戻そうとしてしまうのです。
そのため、ダメな相手にしがみついたり、周りからみて「どうしてこんな人と付き合ってるんだろう。」と思われるような、完ぺきでない人に惹かれてしまうのです。
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■回避依存症とは〜「親密な関係になりたくない」

一方、回避依存症者とは、「共依存症者」のパートナーとなる人物のことで、男性が多いとされています。
“共依存症”のパートナーとなる「回避依存症者」には以下の4つのタイプが存在するとされています。

(1)独裁者タイプ/身体的、もしくは精神的暴力によって常に相手を支配したがる。
(2)搾取者タイプ/罪悪感に訴えて相手を利用する。
(3)ナルシストタイプ/自分の理想を相手に押し付ける。
(4)脱走者タイプ/愛が深まるほどに別れたくなる。

これら4つのタイプに共通するのは、「恋人との親密な関係を避けること」。そのため、「回避依存」と呼ばれています。
また、「回避依存症者」と「共依存症者」は、出会った瞬間にお互いに恋に落ちやすいと言われています。

というのも、前述の共依存症の女性の父親に多いのが「冷たくて、厳しい」「まったくかまってくれない」というタイプ。一方、回避依存症者の男性の母親は「なんでも自分の言うことを聞いてくれる」「父親に常にしいたげられる哀れな母親」というタイプが多いため、お互いにそれぞれのタイプを瞬時に見分け、どうしようもなく惹かれ合ってしまうのです。

もし、自分のパートナーにこのような特徴がある場合は、あなた自身が共依存症である可能性が考えられます。共依存症者と回避依存症者はどうしようもなく、惹かれ合ってしまうので、運命的な出会いだと感じていることもあるでしょう。しかし、自分が恋愛依存症かもしれないと自覚し、回復への道を探る必要があるのです。
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【幸せになる方法】恋愛依存症から抜け出すための6ステップ

このような恋愛依存症から抜け出すにはどのような方法が考えられるのでしょうか。回復には10のステップがありますが、ここではまず6つのステップをご紹介しましょう。

STEP1/認める
恋愛依存症者は、「自分にも責任がある」と認めることがなかなかできません。まずは自分の本当の現状や責任を知り、認めることから始めましょう。

STEP2/助けを求める
依存する対象がアルコールであったり薬物である場合、一人でそれらを克服するのには限界があります。同じく、恋愛依存症も助けが必要なのです。まずは恋愛依存症について学び、知識を得ましょう。次に信頼できる友だちに話をきいてもらいましょう。そうすることで、孤立感や孤独感から抜け出せます。専門家の援助を受けたり、自助グループにも参加してみましょう。

STEP3/いつもの恋愛パターンに気づく
恋愛依存症者の恋愛には、「決まったパターン」があるといいます。無意識にしてしまう、その恋愛における行動パターンを分析し、自分は具体的にどんな行動をしがちで、どんな感情に支配されたのかを見つめ直しましょう。これらの「決まったパターン」が悪い行動パターンだったのだ、と自覚するのが大事です。

STEP4/引力に気づく
自分の悪い行動パターンに気づけても、抜け出せないのはなぜでしょうか。そこには「惹きつけられる引力」が存在するからです。ストレスだったり、過去のトラウマや傷・不安・親への憎しみなど…その正体はさまざまです。まずはその「惹きつけられる引力」の正体を知り、本当は自分が何を求めているかを探ることで、自分をコントロールすることができるようになります。

STEP5/自分を愛する
自分を愛しているのなら、恋愛依存症におちいることはない、と言われています。そのため、自分を愛することを意識してみましょう。最初は難しく感じるかもしれませんが、エネルギーを恋愛にだけに向けるのではなく、自分に向け、自己否定感をなくしましょう。まずは自分を愛するチャレンジをしてみましょう。

STEP6/過去と向き合う
自分の過去と向き合うのは苦しい作業ですが、過去のトラウマを紙に書いて視覚化してみましょう。過去が現在の自分にどのような影響を与えているかを自覚しましょう。そうすることによって、過去の悪影響を断ち切ることが徐々にできるようになっていくでしょう。
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そのほかにも、「過去を癒やすこと」「手をはなすこと」「リバウンドに負けないこと」「勇気を持って第一歩を踏み出すこと」というステップが続き、恋愛依存症を脱するための10ステップが本書には紹介されています。
いつも苦しい恋ばかり選んでしまうと悩んでいる人はもちろんのこと、私は大丈夫だと思っている人にこそ、いま一度自分の恋愛を見つめ直すきっかけになるでしょう。

(知花きのこ/恋愛ユニバーシティ)

◇プロフィール知花きのこ / 恋愛ユニバーシティ 恋愛ユニバーシティ公認ライター
恋愛ユニバーシティ公認ライター。