食べればキレイの近道に!栄養士が注目する「スーパーフード」3選

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健康や美容に役立つ栄養素を特に多く含む食品は“スーパーフード”と呼ばれ、最近ではこれまで日本では知られていなかった世界中のスーパーフードが続々と紹介されるようになりました。

このようなスーパーフードを活用すれば、日々の健康・美容に役立てることができます。

そこで今回は管理栄養士の筆者が、今注目するスーパーフードを3つご紹介したいと思います。

■1:リラックス作用もある「モリンガ」

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モリンガはハーブの一種で、古代ギリシャで治療薬として使われていたり、インドの伝統医学アーユルヴェーダでもメディカルハーブとして使われるなど、古くからその効果が知られてきました。

特に、炎症を抑える作用や食中毒の原因菌をやっつける抗菌作用などがあるとされています。

その他にも身体の調子を整えるビタミンやミネラルが豊富で、さらにはGABA(ギャバ)というストレスを軽減させてリラックス作用のある成分も含まれています。

美容と健康、その大敵であるストレス。モリンガなら全部いっぺんにアプローチできちゃいます。

モリンガは手軽にとれるサプリメントにもなっており、簡単に生活に取り入れられます。またモリンガをお茶にしたティーバッグなどもありますよ。

■2:緑黄色野菜の王様「ケール」

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ケールは“緑黄色野菜の王様”と呼ばれる野菜で、青汁の代表的な原材料としても有名です。キャベツやブロッコリーの仲間ですが、栄養価が極めて高いのが特徴。

抗酸化作用のあるビタミンとして最強の組み合わせである、ビタミンA、C、Eをすべて含んでおり、アンチエイジングや美容に威力を発揮してくれます。

また、女性が不足しがちなミネラルであるカルシウムを多く含むのも嬉しいところ。

加えて、メラトニンという睡眠時に分泌される物質も多く含んでおり、これによって良質な睡眠がとれて疲れもとれやすくなります。

ケールを取り入れるには、やはり手軽な青汁がおすすめ。いまは飲みやすい物がたくさん市販されていますよ。

■3:ホントは野菜「タイガーナッツ」

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名前が“ナッツ”で、見た目もナッツっぽいですが、実は野菜の仲間! スペインで広く食べられており、ミキサーにかけてつくったオルチャータ(タイガーナッツミルク)は国民的な飲み物となっているそうです。

ナッツと同様ミネラルが豊富な上に、なんと重量の1/3が食物繊維といわれている食物繊維の塊です。

さらに“難消化性でんぷん”という食物繊維と似た働きをする成分がこれに加わり、お腹の中をスッキリさせてくれます。

不足しがちな食物繊維の補給になりますが、含有量が多いので食べすぎに注意。水分も同時に補給しながら摂取しましょう。

いかがでしたか? 今回は数あるスーパーフードの中から3つ取り上げてご紹介いたしました。

普段の食生活を整えるのが基本ですが、このような栄養価が高い食品を取り入れるのは良い方法です! ぜひお試しくださいませ。

【筆者略歴】

※ 圓尾和紀 ・・・ 管理栄養士。総合病院勤務を経て予防医療を志し、独立。和食素晴らしさを伝える活動と、“不自然な食べもの”にあふれた環境で、定期的に身体をリセットする目的からファスティングを取り入れた生活の提案を行う。カラダヨロコブログ。

【画像】

※ Elena Veselova, Luis Echeverri Urrea, Patty Orly / shutterstock