アラサーの恋愛は「ときめき」がない方がうまくいく その3
「ふたりの世界」を充実させる!
恋愛をする上で「ときめき」は欠かせないもの、と思っていませんか。
私は、恋愛コーチとしてたくさんの女性の相談に載ってきた経験から、恋愛に悩む女性にはある共通点があることに気づきました。
それは、「恋に落ち、感情の起伏がまるでジェットコースターのように急上昇・急降下する時」に恋愛がうまくいかなくなっている、ということ。
つまり、ときめきこそが、恋愛の“要注意のサイン”だったのです。
このような、ときめきを追い求める心の状態を、私は「ときめき中毒」と呼んでいます。
「胸がときめく」 「彼しか見えない」 「恋に落ちる」 …、そんな気持ちが生まれるからこそ、恋愛は楽しいと信じている人も多いことでしょう。
しかし、30代の恋愛で、この「ときめき中毒」に陥ってしまうと、結婚や素敵な恋愛を遠ざけてしまうことがあるのです。
今まで2回にわたり、この「ときめき」を求めてしまう心理的な原因や、恋愛がうまくいかなくなる理由について探り、さらに、この「ときめき中毒」から離れ、結婚や素敵な恋愛を引き寄せる方法についてレクチャーしてきました。
今回は、その最終回です。
拙著『なぜときめくほどに恋愛はうまくいかないのか』(SBクリエイティブ)の中から、さらなる「ふたりの世界」の築き方について説明していきます。
第一回目の「自分を満たす」、第2回目の「彼の視点にたつ」とともに参考にしてください。
では、以下のCHECK!を見ていきましょう。
CHECK!「ふたりの世界」を充実させるための3つのステップ
1.「ふたりの世界」を広げるには「共通の友人」を持つ
「ふたりの世界」とは、「私だけ」「彼だけ」という視点だけでなく、「ふたりの世界」を意識する、ということです。みなさんには、自分だけの視点ではなく、「ふたりの世界」という視点をもっと意識してほしいと願っています。
そんな「ふたりの世界」を広げるために、まず実践してほしいことがあります。それは、ふたりが知り合ってからできた共通の友達を作ること。
自分や相手の友達をお互いに紹介し合うだけでなく、新しい友人を増やしていくのです。
例えば、近所に住む夫婦や、行きつけの店のマスター、ふたりで始めた趣味の仲間、あるいは、旅行先で知り合う人もいるかもしれません。
ふたりに共通の友達は、あなたの味方でも、彼の味方でもありません。いわば「ふたりの味方」なので、もしあなたと彼がけんかをしたときでも、どちらにも肩入れせずに中立的なアドバイスをくれます。ふたりの間の悩みに対していい相談相手になってくれるでしょう。
このような共通の友達を作ることによって、「ふたりの世界」を意識しやすくなります。ぜひ、新しい「共通の友達」を作ってみましょう。
2.彼との世界を充実させる口ぐせ・その1「せっかくだから」
さらに、「ふたりの世界」を意識するために、今日からすぐに使える方法があります。それは、二人でいるとき、ある2つの「口ぐせ」を意識して使うこと。これらの口ぐせを使うことによって、「ふたりの世界」をお互いに意識することができるようになるのです。
まず、口ぐせにしてほしいのが、
「せっかくだから」という言葉です。
この言葉には、「せっかくふたりでいるのだから」という意味を込められています。あなたひとりでも、彼ひとりでもしないことを、「せっかくだから」やってみようという前向きな気持ちです。
「せっかくだから、ふたりで料理を取り分けられる、中華料理を食べに行く?」
「せっかくだから、ふたりとも仲のいいマスターのいる店に行ってみる?」
「せっかくだから、少し遠出して、温泉旅館でゆっくり過ごしてみる?」
「せっかくだから、映画館で話題の作品を観に行ってみる?」
「せっかくだから、蕎麦を食べに、遠いところにドライブに行ってみる?」
例えば、「3時間ドライブして蕎麦が名物の地に行って食べる」、これは、ひとりのときにはなかなか実行しようとは思わないことですよね。
でも、ふたりだったら、ノリや勢いでやってみたくなるかもしれません。
ひとりではしないけれど、「ふたりだからできること」を増やしていく。その合言葉が「せっかくだから」なのです。
彼とデートしているときは、お互いに「ふたりの世界」を意識できるように、「せっかくだから」という口ぐせを積極的に使ってみましょう。
3.彼との世界を充実させる口グセ・その2「楽しかった?」
たとえば、一緒に住んでいるパートナーが深夜に「ただいま」と帰ってきたとしたら、あなたならまずなんと声をかけますか。
パートナーと隠し事のない、何でも話せるような関係を築きたいと思うのなら、「遅かったわね!」と言わず、
「おかえり、今日は楽しかった?」と聞いてあげましょう。
ささいな質問に思えるかも知れませんが、実はこの言葉がふたりの関係によい効果をもたらします。
「楽しかった?」と、聞いてあげることで、彼の「楽しかった」という記憶をより鮮明に色づけしてあげることができるのです。
彼が久しぶりに友人たちと会ってきたのなら、
「今日は久しぶりに会えて、お友達もみんな喜んだでしょう?」
などと重ねて質問することで、
「そうなんだよ、やつらと盛り上がってさ……」
と彼は話し出すでしょう。そのときの記憶を思い出し、あなたに話すことで、心地よい時間を追体験できるのです。
彼に「帰りが遅かったから、怒られる」と思わせてしまったら、何も話してくれなくなりますよね。
そうではなく、「楽しかった?」と聞いて、彼が「楽しかったこと」を振り返れるように意識すれば、彼は何でも話してくれるようになります。
また、彼が「こういうところが楽しかった」とあなたに語ることが習慣になると、あなたと彼の世界が「楽しいこと」で満たされていきます。その結果、自分の時間を尊重してくれるパートナーの女性をもっと尊重したいという気持ちになっていくのです。
「楽しかった?」は、ふたりの関係を強固にする最強の質問です。みなさんも、ぜひ使ってみてください。
さて、これまで3回にわたって、「ときめき中毒」から離れ、「自分」「彼」「ふたりの世界」を満たすための方法をお伝えしてきました。
私の周りには、「こんなに愛されちゃっていいんでしょうか!?」という女性が続出しています。そういう女性は、自分、彼、ふたりの3つの世界を満たすことができている人たちです。
「自分の世界」を満たすことができれば、もう「ときめき」に振りまわされることはありません。さらに、「彼の世界」「ふたりの世界」を満たすことができれば、ふたりのハートに愛があふれていきます。大切な人とその愛を循環させていく感覚を、あなたにもぜひ味わってほしいと願っています。
ときめきに惑わされず、彼ともっと幸せになる方法が知りたい方は、立川ルリ子の書籍「なぜときめくほどに恋愛はうまくいかないのか」(SBクリエイティブ)をご覧ください。
『なぜときめくほどに恋愛はうまくいかないのか』
立川 ルリ子
SBクリエイティブ
25歳よりラウンジを経営、のべ200人以上の接客業の女性たちをコーチングの技術で魅力的に育て上げる。その後ネイルサロン経営に転身。施術中に恋愛相談をすると「必ず結果を出せるアドバイスがもらえる」と話題になり、恋愛カウンセリングが人気に。急性リンパ性白血病を患い7ヶ月間の闘病生活を余儀なくされる。臨死体験を通じいままでの人生のあらゆる経験や困難が、すべて「愛」を知るためのものだったことに否応なく気付かされる。「愛は相手に与えてもらうものではなく、そこにあるものだ」という本質が腑に落ちたとき、神様からもう1度生きることを許された気がした。移植手術を経て命拾いしてからは、恋愛テクニックだけにとどまらず「愛するとはどういうことなのか?」を心底理解してもらえるような内容に刷新した恋愛セミナーや、結婚を目指す女性のためのパーソナルコーチング(個人セッション)を再開。中でも、思い通りに男性の反応を引き出せる「メール添削講座」と「個人カウンセリング」が好評でファンが急増中。 恋愛ユニバーシティでも、数ヶ月間コラムランキング第1位の話題の超人気講師。書籍も2015年は2冊出版予定で、大和出版から待望の執筆書籍 「この女に愛されたい」と思われる“彼女”になる方法が出版。
ブログ:http://ameblo.jp/angeblanc-tokyo/
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