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ニューロマンティック・ムーブメントの火付け役として80年代音楽シーンを席巻し、結成から33年目を迎えた現在もなお第一線で活躍を続ける英ロックバンド、デュラン・デュラン（Duran Duran）が、エヴァ・ハーツィゴヴァ（Eva Herzigova）をはじめとするスーパーモデル総出演による新曲「ガール・パニック！」のプロモーションビデオをインターネット上で先行公開し話題を呼んでいる。

エヴァの他、ナオミ・キャンベル（Naomi Campbell）、シンディ・クロフォード（Cindy Crawford）、ヘレナ・クリステンセン（Helena Christensen）、そしてヴォーカルを務めるサイモン・ル・ボン（Simon Le Bon）の妻ヤスミン・ル・ボン（Yasmin Le Bon）といったそうそうたる顔ぶれが揃う今回のビデオは、それぞれがバンドの各メンバーを演じるというユニークな内容で、元祖スーパーモデルとして知られる5人がデュラン・デュランに成り切って担当パートを“熱演”している。

ファッション情報ブログStyle Fileに、「僕の役を演じたエヴァは完璧だったし、ドラムを担当したヘレナもベースを務めたシンディも素晴らしかったよ。“スーパーモデル”と呼ばれるだけあって皆プロ意識が高く協力的で、とてもスムーズな撮影だった」と感想を語ったサイモン。また大のオシャレ好きとして有名なサイモンは、かつて流行の発信地としてファッション界をリードした地元ロンドンが、低迷期を経て再び注目を集めつつあると確信をこめて熱弁する。

「僕自身も含めてウチのバンドはファッションと最先端のスタイルにいつも敏感だったし、ファッション業界で活躍する友人もたくさんいる。（ロンドンの名門服飾専門学校）セントラル・セント・マーティンズの卒業制作発表会も毎年欠かさず見に行っているよ。ロンドン・ファッションがここに来てようやくかつてのエネルギーを取り戻しつつあると実感しているんだ。ヴィヴィアン・ウエストウッド（Vivienne Westwood）やアレキサンダー・マックイーン（Alexander McQueen）といった素晴らしいデザイナーたちを輩出し、ファッション・ウィークに世界中の注目が寄せられた時期もあったけれど、その後すっかり低迷してアメリカのファッション雑誌などもロンドン離れしてしまった。それが最近になってまた復活の兆しを見せているのは、すごく嬉しいことだね。商業主義に徹した他の都市と違い、先進的でモダンな姿勢を大切にしているのがロンドン・ファッションのいいところなんだ」

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