特別列車でスイーツを食す。アラサー女子、ワンランク上の「食欲の秋」を満喫した話

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芸術の秋・読書の秋・スポーツの秋……趣味が捗る過ごしやすい季節がやってきました。

マイナビウーマン編集部のあっさんも「●●の秋」を満喫したいと思っているひとり。食べることが好きな筆者にとって、秋といえば「食欲の秋」は外せない一大コンテンツなのですが、20云回「食欲の秋」を過ごしてきたためか、ただ“食”だけにフィーチャーした秋を過ごしたくない……そう思いました。

今年はワンランク上の「食欲の秋」を満喫すべく、友達のぶーちゃんと共にとあるツアーに参加。大人女子ならではの“食欲の秋”の過ごし方をご紹介します。

■走るカフェ「福がくるくるフルーティア」に乗ってみた

ワンランク上の「食欲の秋」を体感すべく選んだ舞台は、東北地方・福島県。秋の味覚といえばさまざまですが、今回は“旬のフルーツ”に舌鼓を打つべく、東京駅から東北新幹線で1時間半の郡山駅までやってきました。

そして、郡山駅からは「福島の福」をテーマにした「福がくるくるフルーティア」に乗車し、磐梯町駅を目指します。なんとこの「福がくるくるフルーティア」は、車内で福島の食材を生かしたオリジナルスイーツが堪能できる贅沢な列車。走るカフェがテーマの列車「フルーティアふくしま」と「星野リゾート 磐梯山温泉ホテル」がコラボレーションした期間限定の特別列車となっています。

満を持して乗車した筆者たちは、ホテルのラウンジのような高級感あふれる内装にびっくり! 2両目はボックスシートになっており、二人旅にぴったりな仕様でした。この雰囲気の中でスイーツを食べられるなんて、かなり贅沢……期待が膨らみます!

■揺れる車内でも安心! 一口サイズの絶品スイーツ

そして、指定された席に座って待っていると、1品目のスイーツ「ミニャルディーズ5種」が登場。

「み、ミニャルディーズ……!?!?」と頭にハテナを浮かべるぶーちゃん。ミニャルディーズとはフランス語で「一口サイズのデザート」を指す言葉。ころんとした見た目のかわいらしい焼き菓子は、その名の通り一口サイズなので、揺れる車内でも食べやすく、ふたりしてぺろりと食べきってしまいました。

「会津三縁起」の一つである「かざぐるま」の形に盛りつけられたスイーツは、福島県が誇る食材をふんだんに使用しているそう。武者せんべいや蕎麦の実、田楽味噌など、福島の魅力あふれる食材が甘いスイーツとマッチして、どれもおいしいの一言でした。

筆者が特に気に入ったのは、「エゴマのサブレとリオーレ 柿のゼリーと焼いた柿のせ」。ホロホロとした食感のエゴマのサブレに、ムースのような食感のお米のスイーツ・リオーレと柿のゼリーの食感が絶妙。しかも甘いだけでなく、エゴマのサブレの塩味が効いていて、思わずもう一つ食べたい……とつぶやいてしまうほどの絶品でした!

■秋のフルーツを堪能。「3種のぶどうのタルト」登場

かわいらしい「ミニャルディーズ」に大満足の筆者たち。車窓に映る街並みを眺めつつ、しばし談笑をしていると、さらにかわいらしいスイーツが目の前に……!

続いてテーブルに現れたのは、本列車のメインとなる「3種のぶどうのタルト 干し柿とアーモンドクリーム」。なんと、福島の郷土玩具「あかべこ」に乗っての登場です! この赤べこがなんとも愛らしい……列車の揺れに合わせて頭をふりふりさせて、筆者たちを和ませてくれました。

「3種のぶどうのタルト 干し柿とアーモンドクリーム」は、その日によって旬のぶどうが変わるそう。この日は、シャインマスカット・ナガノパープル・ピオーネの3種類。タルトが隠れるほど贅沢に盛られたぶどうは、どれもみずみずしく爽やかな味わい。さらに、タルト生地に敷かれたアーモンドクリームには、干し柿が隠れており、クリームの甘さにアクセントを加えてくれていました。

■「きれいな景色×かわいい赤べこ」と記念撮影を

「フルーティアふくしま」は、2両編成の列車。2両目は、スイーツを楽しめるボックスシートになっており、1両目は撮影スポットやドリンクスタンドを備えたカフェカウンターがある車両となっています。

車窓の景色と一緒に撮影できるフレームや、かわいらしい赤べこの「ぽぽべぇ」(JR東日本会津若松エリアオリジナルキャラクター)も登場。このフレームを持って撮影すれば、乗車の記念になること間違いなしです!

■大人女子ならではの「食欲の秋」を満喫

ゆっくり談笑しながら、旬のフルーツとご当地食材を使ったスイーツを食べ、「食欲の秋」を満喫した筆者たち。1時間半ほどの列車旅でしたが、車窓から見える紅葉を眺めながらスイーツを食べるなんて、「大人になったな〜」と感慨深くなるふたりなのでした。

今回参加した「福がくるくるフルーティア」は今秋限定の走行のため、すでに予約が埋まってしまっているのだとか……。しかし、「フルーティアふくしま」自体は、クリスマスシーズンに合わせた運行等、定期運行以外でも乗車できるチャンスがあるそうなので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

みなさんも自分なりの「●●な秋」を満喫してくださいね!

■ツアー概要

「福がくるくるフルーティア」

運行日:11月4日、7日、14日、21日※予約受付は終了しています。
運行区間:郡山駅―磐梯町駅間

フルーティアふくしまに乗車できるその他のツアーに関する情報は
JR東日本びゅうツーリズム&セールス「日本の旅、鉄道の旅」
https://www.jrview-travel.com/reserve/topList

(取材・文:あっさん/マイナビウーマン編集部)