ほてりや乾き心当たりある?「陰虚」セルフチェックと対策
暑い夏は、体の“陰陽”のバランスが崩れがち。特に、陰が不足したり、陽に傾いたりして「体がほてる」といった症状を感じている人は多いでしょう。薬膳の世界では、体は陰と陽のバランスが整った“中庸”の状態が病気になりにくいと言われているのをご存じでしょうか?
今、「もしかしたらバランスが崩れているかも」と思った人は、食べ物の力を借りて陰陽のバランスを整えていきませんか?
まずは、自分が陰が不足している“陰虚”タイプに当てはまるのかチェックしていきましょう。
・手足がほてりがちで、汗をかきやすい
・口や肌が乾燥しやすい
・夕方になると微熱がでやすい(疲れているときなど)
・寝汗をかきやすい
・耳鳴りがする
・よく眠れない
・顔やほほがほてって赤い
これらの項目に当てはまるものが多い人は、今体が陰虚に傾いていて、ほてりやすい状態になっていると言えるでしょう。
反対に、寒がり、手足が冷たい、トイレが近く尿量が多い、下痢をしやすい人は陽が不足した寒がりタイプに当てはまります。
オススメの食材では、陰虚タイプの人はどのような食材を摂取したら良いのでしょうか?
【陰を補う食材】
白・黒キクラゲ、黒豆、長芋、牡蠣、イカ、鶏卵、豚肉、鴨肉、はちみつ、牛乳、豆乳、ヨーグルトなど。
これらをバランスよく献立に取り入れてみてください。
また、ライフスタイルでは、もともと汗をかきやすい傾向にあるので屋外での激しい運動は控えたり、水分補給に気を配る必要があります。
体質は季節や環境、ライフスタイル、心の状態によっても変わってくるので、「今の自分がどのような状態なのか」を知り、それを改善するための食生活を意識したいものです。
ほてりや乾き心当たりある?「陰虚」セルフチェックと対策はWoman Wellness Onlineで公開された投稿です。
【筆者略歴】
高木沙織
“美容”と“食”には密接な関係があることから、複数の「食」に関する資格を取得。イベント講師・執筆に携わる一方ヨガインストラクターとしても活動し、多角的に健康美作りをサポートする。