実力はいかほど...?

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「シリコンパフ」って知っていますか? メイクやスキンケアをする際に使うシリコン製のパフなのですが、これが「ファンデを無駄なく使える」「水でサッと洗えて衛生的」とSNS上で話題になっています。

ただ、その使い心地ついては「かなり使える」「いまいち」と意見が真っ二つに分かれているよう。「それならば!」と、新しいもの好きの記者が試してみました。

下地、クッション、ジェル、パウダー、乳液で試した結果...

話題のシリコンパフは、ディスカウントストアにて324円で購入できました。ファンデーションでのメイクアップだけでなく、乳液などクリーム状のものを塗る際にも使用できるとのこと。パッケージには、化粧品の使用量目安は「スポンジパフご使用時の1/3〜1/2」とあり、これが本当ならかなりの節約になります。

実際に触ってみると、プルプルと弾力のある質感です。薄いフィルムがついていて、表面はツルツル。ムニムニと触っているとなんだかクセになってきます。

まずはリキッド状の化粧下地からチャレンジ。さらさらのリキッドをパフに少量のせ、肌に伸ばしていきます。プルプルとしたシリコンを肌に滑らせるのは、慣れていないためか、ちょっと変な感覚です。ムラになるのでは? とやや心配でしたが、しずく型なので小鼻など細かい部分にもしっかり塗り広げることができ、ムラなくきれいに伸ばせました。使ったあとのパフを確認してみると、ほとんど使い残りはありません。これはいいかも!

次に、クッションファンデーションで挑戦です。キュッと押し当ててみると、パフにしっかりとファンデーションがつきました。これも肌に伸ばしてみます。

しかしこちらは、ファンデーションの質と相性が悪いのか、先ほどの下地のように肌の上で滑らすようにはいかず、ファンデーションを肌に置いていくような印象です。頑張って伸ばそうとすると肌に引っかかる感覚があり、摩擦による肌へのダメージが気になる人は要注意かもしれません。

ただ、こちらもムラにはならず、パフにはほとんど使い残りはありませんでした。通常は染み込んでしまう分を肌に乗せられるので、得した気分になります。

念のため、ジェルファンデーションでも実験。クッションタイプほどではないものの、やはり肌に置いているような感覚がありました。伸ばしやすさは、ファンデーションとの相性に寄るよう。さらっと伸びの良いタイプなら使いやすいかも。

ちなみにパッケージに適さないと書かれていたパウダータイプでも実験してみたところ、意外にもシリコンがしっかりパウダーをキャッチ。通常のパフを使った方が肌にしっかりと密着するのは確実ですが、記者が試した限り、大きな問題はありませんでした。

最後に乳液にも使ってみました。肌の上をつるつると滑って、個人的な感覚では、これが1番使い心地がよかったです。夏にはシリコンを少し冷やして、全身にボディミルクを塗るのも気持ちいいと思います。

使い心地は「最高!」とは言い切れませんが、化粧品が無駄なく使えることや、1回使うごとにハンドソープなどでこまめに洗えるのは、嬉しいポイント。パフやコットンに化粧品が染み込んで「もったいない」「衛生的に気になる」と思っていた人は、試してみては?