知らないうちに年齢でちゃってるかも

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こんにちは。三軒茶屋で女性の為のプライベートオーダーメイドメンテナンス鍼灸院の「アムラス鍼灸」を経営している美月綾乃です。連載14回目のテーマは「〇〇を見れば年齢がわかる!?」です。

意外に気が付かない、体の中で年齢が出る部分。どこだと思いますか?

お腹?足?二の腕? いえいえ。自分で気づく部分よりも、年齢が顕著に表れてきてしまう部分、それが「おしり」です!

詳しくいうと、腰あたりからお尻〜太ももの後面の部分。ここは筋肉が使われにくいところなので、年齢とともに筋肉がなくなり、たるみが出てきてしまいます。

重要なのは2つの筋肉

もともとお尻は20代の頃はプリンとしたハート形のお尻をしていますが、30代になると、なんとなくのぺーっとしたフォルムになってきて、それからは"下がる"いっぽう。徐々にひょうたん型に垂れ下がっていきます。

どんなに前面を美しくしていても、おしりのたるみからくる後ろ姿で年齢がばれてしまうのはとても悲しいですよね。

しかし! 裏を返せば、美尻にするだけで、年齢詐称も間違いない!ということ。垂れ下がったお尻をヒップアップし年齢をごまかす(?)コツをお伝えします。

まずはお尻を綺麗に見せるための筋肉である、【大臀筋】の簡単な鍛え方から。

四つん這いになり、片足ずつ後ろにあげていきます。その際、お尻の筋肉を使って足を上げる意識をして上げてください。無理に高くまで足を上げようと、腰の筋肉を使ってしまうと、腰痛の原因になってしまうので注意です。

ただこのトレーニングもきついという方は、大殿筋の筋力を更に簡単な負荷から始めた方がよいという証拠なので、更に簡単な体操から。

仰向けの状態で、足を肩幅まで広げた状態で膝を曲げ、そのまま腰を上げていってください。その際、同じく、足の筋肉を使ってあげるのではなく、お尻の筋肉で上げていく意識で!

次は【中臀筋】という大臀筋より少し上で外側にある筋肉を鍛えていきます。

この筋肉は足を股関節から外側に動かすときに働く筋肉なので、普段の生活ではほとんど使われない筋肉です。その部分もしっかりと鍛えてあげることで、更にヒップアップして美尻になっていきます。

横向きに寝て、足をまっすぐにした状態で足を上にあげていきます。その際に、腰から動かすのではなく、お尻の外側の筋肉を使ってあげる意識で行ってください。

どちらの筋肉を鍛えるにしても、呼吸に合わせ、吐きながら足を上げてくださいね。そして腰に負担をかけないように心がけてください。

最初は1日5回、何より回数を多くしなくてもいいので、毎日続けることが重要です。

そして、更に大事なのはツボ押し。筋トレの効果を更に高めてくれるツボ押しを紹介します。

美尻に効くツボ2つ

1 【承扶】

お尻の下のちょうど横しわの中央にあり、押し上げると、骨(坐骨)にあたるところです。ここは、お尻や太ももの筋肉に命令をだす神経の通り道にあります。ヒップアップや足痩せ、足むくみ解消、腰痛や坐骨神経痛、足のしびれや痛み、冷えなどにも効果があるツボです。

5秒で圧を入れて、5秒で離していってください。

2 【環跳(かんちょう)】

ここは、お尻をきゅっと力を入れた時にできるお尻のくぼみです。きゅーっと指で力を押すのもいいですし、とんとんとたたくだけでも効果はあるのでやって合わせてみてください。

これを夜寝る前、リラックスした状態でやることで、次の日の水分代謝がよくなり、むくみを解消しやすい体になることも。

年齢とともに良くも悪くも体質は変わっていきますので、数年後の不調の出にくいカラダつくりのためにも、気楽な気持ちでやってみてくださいね。