白い歯をキープする、ラクな方法ある?

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執筆:Mocosuku編集部


笑顔からのぞく白く輝く歯。美しい口もとには誰もが憧れるものです。

近頃では自宅でできるホワイトニングキットが発売されており、白い歯への関心の高さがうかがえます。そして「歯を白くする食べ物がある」というウワサまであるそうなのです。食べるだけで歯が白くなるってホント?ウソ?

歯が白くなるミラクル食材は…

食べるだけで白い歯に生まれ変わるという夢のような食べ物は、残念ながら存在しないとのこと。

経年変化で黄ばんでしまった歯をどうしてもすぐに白くしたければ、やはり専門の歯科医でホワイトニングをするのがイチバン最短で現実的のようです。

歯の黄ばみの大きな要因のひとつには、やっかいな「色素沈着」があり、やはりこちらも歯科医に任せるしかなさそうです。

そこで、沈着してしまう前に少しでも自分で食い止める手だてはないものか、調べてみました。

着色汚れの原因から知る

コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレー、ベリー系の果実など、色素の強い食べ物は色素沈着の原因となる着色性食品です。

さらにコーラやアルコール、柑橘類や酢などは、着色性食品の歯への着色を助長すると言われています。これらの食べ合わせには注意したほうがよさそうです。


歯を白く保ちたいのなら食べないのが一番、と言いたいところですが我慢するのも考えもの。

対策としては簡単で、このような食べ物を食べたら、食後の歯みがきを欠かさないことがなによりの解決策と言えそうです。


また着色汚れには、歯が着色しやすいかどうかの要因も関わってきます。日々の食事や歯ぎしりなどで歯の表面は摩耗し、ざらざらであるほど着色汚れがつきやすくなります。

つまり、摩耗に少しでも耐えられるように歯を強化することこそが、歯の黄ばみを食い止める策でもあるのです。

歯を強くすることで黄ばみを防ぐ!

歯を強くする栄養素を積極的に摂ることは、黄ばみを防ぐ有効な手段のひとつ。

たとえば歯の表面のエナメル質の再石灰化を促すのに重要なカルシウム、リン、ビタミンD。カルシウムは乳製品、リンは海藻類、ビタミンDはきくらげやしいたけなどのきのこ類やイワシなどの魚類に多く含まれています。

歯の表面のエナメル質を強化するのに効果が期待されるのが、ビタミンAを豊富に含むかぼちゃやにんじん、うなぎなどです。

ピーマンやイチゴなどに含まれるビタミンCは、エナメル質の内側にある象牙質の土台になる栄養素。根菜類などの噛みごたえのある食物繊維を含む食品は、再石灰化に重要な唾液を出やすくしてくれます。

「白い歯」はやっぱり歯磨き!

これらの食べ物を食べているから安心、というわけではありません。当たり前ではありますが食後の歯磨きが何より重要になってきます。

ただし、強く磨きすぎるとエナメル質が削れるので優しくブラッシングすることが鉄則。出先でどうしてもできないという場合は、水で口をゆすぐのもよいでしょう。

栄養バランスのよい食事と歯磨きで、白い歯に少しでも近づきたいものですね。