ゴシゴシこすらなくても「浴槽」を綺麗にできる意外な掃除方法とは?

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【1】「キッチンペーパー」で、こすらず水垢をツルリと落とす!

浴槽の掃除に多く使われているのが「お風呂場用」の中性洗剤。

最近は泡タイプのスプレー剤が主流となり「泡で水垢や汚れの気になる箇所を落とす」という働きを持たせています。

泡の効果としては「下方向へ流れ落ちない」というものもあるのですが、垂直の壁に泡を完全に固定させるというのは少々難しいもの。

そのため大半は下側に流れ落ちてしまい、本当に水垢を落としたい部分の汚れは結局スポンジで擦っているという人が大半です。

このような時に活躍してくれるのが、意外にも台所用の「キッチンペーパー」。

中性洗剤をスプレーしてから、気になる箇所の上にキッチンペーパーをくっつけておくことで、洗剤が下に流れ落ちず、気になる箇所全体に行き渡ります。

キッチンペーパーで「パック」をするような感覚ですね。

特に汚れが酷い箇所にはペーパーの上からもスプレーをしておくと効果的です。

30分放置したあとペーパーを剥がして水シャワーをかければ、こすらなくても汚れはキレイに落とせます。

【2】赤カビ・黒カビには「ラップ」が活躍!

水垢が溜まった箇所に発生しやすいのが「赤カビ」。

また浴槽と壁面の目地の部分などにはポツポツと「黒カビ」が発生しやすく、一度発生するとなかなか落ちにくいガンコなシミとなってしまいます。

カビ落とし用洗剤」を使っている人が多いですが、「スプレーをしてもカビが消えない」という話もよく聞きますね。

実はカビ用洗剤は乾燥することで消毒効果が弱まる上、カビ菌が空気中の酸素を吸って生命を維持してしまうため、単にスプレーをしただけではカビ菌を全滅させることが難しいのです。

こんな時、カビ用洗剤のパワーをアップさせてくれるのが食品用の「ラップ」を使う方法です。

カビ用洗剤をスプレーしたら、その上から広めにラップをかけ、浴槽の壁面全体に密着させるようにします。

その後は、なるべく長期間放置しておいた方が効果的。

理想は5〜6時間ですが、短い場合でも1時間以上は洗剤を付けておくようにしましょう。

【3】「重曹」を使えば、普段の浴槽掃除は必要なし?

ふくらし粉としてやクレンザーとしてキッチンで使われることが多い「重曹」。

しかし重曹の粒子のきめ細やかさは水に溶けてからでも十分に発揮されるため、浴槽での掃除にも適しています。

特に便利なのが普段の入浴の時にお湯に「重曹」を入れる方法。

アルカリ性の重曹を入れることでお湯がやわらかくなり、お風呂上がりの肌をさっぱりとさせる効果も持っています。

そして重曹が入ったお湯は入浴後に抜かずにそのまま20分〜30分ほど置いておけば、浴槽内の水垢や汚れも浮かして落としてくれるのです。

ついでにお風呂場の椅子や洗面器なども一緒に付けておくと、それらの汚れも浮かしてくれますから、お風呂場の掃除の手間が一気に省けます。

重曹を入れる量は浴槽1杯に対してひとつかみ(カップ1/2〜カップ1)程度です。

まとめ

浴槽の掃除は3人〜4人家族の場合、週に1度〜2度という人が平均的な様子。

しかしお風呂上がりのちょっとした一工夫で、お風呂掃除の頻度はかなり下げることができます。

風呂を出て浴槽のお湯を抜いた時には、水シャワーを全体にかけ、汚れを落としておくだけです。

浴槽内の温度を下げることでカビの発生も防げますから、お風呂を出る前にはシャワーをかける習慣を家族全員が意識すると良いですね。