「ビルボードクラシックス スヌーピー プレミアム・シンフォニック・クリスマスコンサート」で3年連続ゲストボーカルを務める城田優

写真拡大

俳優で歌手の城田優が、世界で愛されている「PEANUTS(ピーナッツ)」の楽曲をフルオーケストラやジャズピアノトリオの演奏、少年少女合唱団の歌声で聴かせるコンサート「ビルボードクラシックス スヌーピー プレミアム・シンフォニック・クリスマスコンサート2022」に出演する。

【写真】12月26日に37歳の誕生日を迎える城田優

2022年12月3日(土)に愛知県芸術劇場 大ホール、21日(水)に東京文化会館 大ホール、24日(土)に兵庫県芸術文化センター KOBELCO大ホールで開かれる公演で、現在上演真っただ中のミュージカル「キンキーブーツ」で歌っている「Not my father's son」をオーケストラアレンジで披露するという。城田は「ミュージカルとはまた違う雰囲気を楽しんでいただけると思います。壮大なアレンジで歌うことが出来ることを僕自身も楽しみにしています」と目を輝かせた。

本コンサートは、チャールズ M. シュルツ氏が生み出し、幅広い層から支持されている「PEANUTS(ピーナッツ)」が生誕70年を迎えたことを記念して2020年に初開催されたもの。城田は3年連続でゲストボーカルを務める。ステージでは、1965年に全米のテレビ局で初放映されたクリスマスの特別番組「A Charlie Brown Christmas」のため、ヴィンス・ガラルディが制作した名盤「スヌーピーのメリークリスマス」の収録曲「Christmas Time Is Here」、「Just Like Me」などを歌い、特別な夜を盛り上げていく。

3年目の開催となる本ツアーは、2022年バージョンで新しい魅力を届けたいと意気込む。シンガー・ソングライター、ミュージカル俳優としてキャリアを重ねている彼は、現在ローラ役を演じているミュージカル「キンキーブーツ」から、「Not my father’s son」を新たな上演曲として選曲した。栗田博文率いるフルオーケストラの演奏に乗せ、自分らしく生きることの大切さを歌詞に込めて歌いあげていく。

「音楽の力を信じている」と語る城田は、「クリスマスという幸せに満ちた日だからこそ、平和について考える時間を持ちたい」と、ジョン・レノンの「Happy Christmas(War Is Over)」を新曲として披露する。さらに2011年に起きた東日本大震災後に、不安から眠ることが出来なくなった時期があった妹に伝えたいことを歌詞にした自作曲「Love&Peace」では、「世界中で苦しんでいる人が、前向きになれるように、歌うことでエネルギーを届けたい」と力を込めた。

ピアニストの宮本貴奈を中心としたジャズトリオとは、「その場で生まれるセッションを楽しみたい」とアーティスト同士の火花が散るスリリングな展開が観られそう。元気いっぱいの少女合唱団とは、「コロナ禍の公演では、マスクをして歌うなど規制もありましたが、今年は観客の方にキッズたちの笑顔をお見せできたら」と舞台配置の提案もしているという。

ステージには、スヌーピーとともにチャーリー・ブラウンも登場する。オーケストラの背後に設置されたスクリーンでは、楽曲に合わせて本ツアーのために特別に制作されたPEANUTSのイラストの映像を楽しむことができる。城田は「3公演。いらっしゃるお客さまによっても、雰囲気が変わります。聖なる夜を一緒に楽しみましょう!」と来場を呼び掛けた。

12月26日に、37歳の誕生日を迎える城田。来る2023年は、海外でエンタテインメントを学ぶ計画があるという。「質の良いエンタテインメントをしっかりと吸収して、プレイヤー、クリエイター、プロデューサーとして、自分の中から生まれたものをみなさまにお届けしたい」とさらなる飛躍を誓っている。

取材・文=翡翠

撮影=辰巳隆二

スタイリング=橘 昌吾

衣装協力=JULIUS TOKYO STORE

ヘアメイク=花村枝美

(C) 2022 Peanuts Worldwide LLC