「私は幸せだよ……」自分の人生に満足しているはずなのに、なぜだろう……。
嫉妬したり、羨んだり。結局はみんな、ないものねだりなんだ。
女性の生きづらさ・心の葛藤を、インスタグラムで人気のゆき蔵さんが描きます。

ないものねだりの女達 Vol.256

息子も可愛い盛りで、傍から見れば円満な家庭。
でも美代さんは、満たされない思いを抱えています。
そして、自由を謳歌する人を見ると、それをより一層強く感じてしまうのでした。

家では、美代さんと娘の美月さんとの間には深い溝がありました。
高校生の美月さんは、母が弟にべったりな様子を「馬鹿みたい」と言い放ちます。
しかし美代さん自身も、美月さんを可愛いとは思えないのが本音でした。
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(ゆき蔵)