事務職女性の半数が「キャリアに不満を感じる」と回答。その理由とは
sonarは、事務経験が3年以上ある女性を対象に実施した「女性の事務経験とキャリアに関する調査」の結果を発表しました。
一般職女性は、自己肯定感も低め? 半数が「自己肯定感低い」と回答
仕事に関する自己肯定感について尋ねたところ、27.5%が「やや低い」、23.9%が「非常に低い」と回答。合わせると半数以上が「仕事に関する自己肯定感が低い」と考えていることがわかりました。
自身の仕事に対して自己肯定感が低いと思う理由を聞くと、「結果が可視化されないから」(32.1%)が最も多く、「できて当たり前だと思われているから」(30.4%)、「人事から評価されにくいから」(30.4%)と続いています。
それ以外の仕事に対して自己肯定感が低いと思う理由を自由回答で答えてもらったところ、「給料が低い」「やりがいがない」「マンネリ化している。仕事内容に変化がない」などの声が挙がりました。
どのような時に仕事のやりがいを感じるか尋ねると、「社内から認められたとき」(53.2%)が最も多く、「他者から必要とされていると感じたとき」(46.8%)、「社内から感謝されたとき」(34.9%)という順になりました。
そのほかに、仕事のやりがいを感じる時を自由回答で答えてもらったところ、「大きな案件の完遂」「何かを任されたとき」「お客様から感謝の言葉をもらえたとき」などのコメントが寄せられました。
続いて、自身のキャリアに対して、不満を感じているか聞くと、12.9%が「非常に感じている」、43.1%が「やや感じている」と答え、半数以上が自身のキャリアに対して、不満を感じていることがわかりました。
自身のキャリアに対して、不満を感じている理由を尋ねると、「このままでいいのか?という漠然とした不安を感じるから」(67.2%)が最も多く、「働きがいを感じる場面が少ないから」(37.7%)、「資格の有無など、転職のハードルを感じるから」(24.6%)が続きました。
仕事での評価が自己肯定感の高さと関係することが本調査からわかりました。同じ職種でも働く環境や人間関係によって、評価基準は変わってきます。もし不満を感じている人は思い切って転職を考えてみてもいいかもしれません。
■調査概要
調査概要:女性の事務経験とキャリアに関する調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年5月20日〜同年5月22日
有効回答:事務経験が3年以上ある25歳〜34歳の女性109名
(フォルサ)