「ありのまま愛される」と「彼好みになる」の両方が叶う!意外とシンプルな解決法とは

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どうも世の中の恋愛アドバイスは「ありのままの自分で愛されよう」というアドバイスと、「彼好みに自分を合わせていこう」というアドバイスに二極化しているようです。


ただし「ありのまま」派の意見は、「そんなわがままに生きて彼に嫌われるかもしれない」という女性の恐れをカバーできていないですし、


「彼好みに合わせる」派の意見は、「彼好みに合わせていたら自分がなくなって疲れてしまう」という女性の恐れをカバーできていません。


そろそろこの二元論に終止符を打ちましょう。


どっち「か」ではなくどっち「も」実現することが可能なんです。

■ありのまま派の勘違い

某雪の女王が「ありの〜ままの〜」なんて歌っているためか、あれを誤解して「欲望のまま」に生きようとする人がいますが、それはただの自己中です。


自己中に生きている人が、他人から愛されることはありえません。


ありのままに生きる、ということは、自分の人生にとってどうでもいい人と、ものすごく大事な人の付き合い方を分けるということです。


どうでもいい人から何を言われようが気にする必要はありません。しかし、大事な人から言われることには素直に受け止めるべきです。


そこを勘違いする人が自己中になりますので、ご注意ください。

■彼好みに合わせる派の勘違い

これは婚活勢に多いのですが、「ありのまま」派を「理想論」と片付け、「相手に好かれる努力もせずに愛されようなんておこがましい」とシャットアウトします。


しかし「相手に好かれること」が目的化すると、「自分を大事にすること」をないがしろにすることへつながり、尽くして捨てられる女子になってしまう危険性があります。


これでは結果的に、「彼に好かれない」女性になってしまうのです。


「相手に好かれること」を目的化させないためには、「彼に好かれるための出発点」を間違えないことが必要です。じゃあどこに出発点を置けばいいのか。それはこれから説明します。

■「思いやり」がありのまま愛され、彼好みに合わせることを両立させる

「ありのまま」派、「彼好みに合わせる」派どちらにも足りないのは、「相手への思いやり」です。


相手への思いやりからスタートすれば、ありのままで生きることも、彼好みに合わせることも両立できるんです。




●「思いやりのある、ありままな生き方とは?」


周囲の人があなたに「ありのままに生きていいんだよ」とアドバイスするのは、「そんなに何でもかんでも自分で背負い込まないで、肩肘張って生きずにもっとわたしに頼っていいんだよ。あなたの辛い顔を見るのはこっちも辛いから、頼ってきてくれた方が嬉しいんだよ」という思いを伝えたいからです。


つまりあなたが、背伸びをせずにできないことはできないと認めて人に頼ることは、周囲の人間にとって(=それはつまり最愛の人にとって)ありがたいことだ、ということです。


あなたがありのまま生きられていないときに悲しむ人は誰でしょう?その人に対しては思いっきり甘えていいんです。その人にはあなたのままでぶつかっても受け止めてもらえますし、愛されます。




●「思いやりを持って彼好みに合わせるってどういうこと?」


彼好みに合わせる行為は「彼に好かれるため」に行うのではなく、「彼にとって心地の良いコミュニケーションを提供する」ために行いましょう。


彼に好かれるために頑張ると、好かれなかった時の疲労感があなたを苦しめます。


彼にとって心地の良いコミュニケーションを提供することが目的なら、彼に好かれなくても気になりません。(結果的には好かれちゃうんですけどね)


彼が何を好み、何を欲しがっていて、どんなコミュニケーションを望んでいるのか?それに応えることが、「彼好みに合わせる」っていうことなんですよ。


そして、その中に、ありのままに生きるという方法も入ってくるんですね。

■全ての恋愛は「思いやりの気持ち」からスタートさせよう

長くなりましたが、お伝えしたいことの要点は、恋愛に関する悩みがある時には、出発点を常に「相手への思いやりの気持ち」に置きましょう、ということです。


「ありのまま生きること」も「彼好みに合わせること」も、本来は対立するものではなく、同じ「思いやり」から派生しているものなんです。


思いやりの気持ちからスタートすれば、ありのまま生きることも、彼好みに合わせることも、同じエネルギーになるので、疲弊することがありません。


ネット上の極端な二元論に惑わされないくださいね。本質は常に同じところにあるのですから。(川口美樹/ライター)


(ハウコレ編集部)