【男性編】日本語で言えばいいのに、と思う横文字ビジネス用語ランキング1位「マター(担当)」

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英語を社内公用語にしている企業はともかく、日本語の会話の中にも横文字ビジネス用語が飛び交う今日この頃。日本語で言えばいいのにと苦々しく思っている人も多いようです。今回はそんな日本語で言えばいいのに、と思う横文字ビジネス用語を349名の読者の男性に教えていただきました。

Q.日本語で言えばいいのに、と思う横文字ビジネス用語を教えてください(複数回答)
1位 マター(担当) 36.7%
2位 スキーム(枠組み) 28.9%
3位 アジェンダ(やるべきことを事前にまとめたもの) 26.9%
4位 プライオリティー(優先順位) 26.4%
5位 ディシジョン(決定)  24.4%

■マター(担当)
・「ダサい」(24歳/人材派遣・人材紹介/営業職)
・「横文字を使う人ほど、たいしたことがない件」(31歳/その他)
・「情報をしっかり共有しなければならない状況では、結局言い直していたりする。それでは意味がありません」(33歳/その他)

■スキーム(枠組み)
・「そもそもわかりにくい上、格好付けているとしか思えないから」(41歳/機械・精密機器/技術職)
・「わざわざカタカナでアピールしなくてもいいと思う。なんだか上から目線の感じがする」(32歳/学校・教育関連/専門職)
・「同僚が良く言っているが、本当に意味がわかっているのか不明」(30歳/商社・卸/営業職)

■アジェンダ(やるべきことを事前にまとめたもの)
・「選挙か? って思います。全然一般化していないと思う」(30歳/団体・公益法人・官公庁/専門職)
・「多用すると、かえって幼稚に見えます」(25歳/団体・公益法人・官公庁/専門職)
・「横文字である必要性をまったく感じない」(26歳/医療・福祉/専門職)

■プライオリティー(優先順位)
・「いまだに英語がかっこいいと思っているやつがいるから困る」(35歳/機械・精密機器/販売職・サービス系)
・「日本語のほうが理解しやすいから」(29歳/自動車関連/技術職)
・「何でもかんでも外来語に頼るのは日本人の悪癖」(38歳/団体・公益法人・官公庁)

■ディシジョン(決定)
・「日本語のほうが言いやすいのに、何で英語なのか不明」(26歳/自動車関連/事務系専門職)
・「決定って言ったほうが早いから」(23歳/金融・証券/営業職)
・「あえて横文字で言う必要がない感じがするから」(48歳/その他/事務系専門職)

■番外編:職場の流行語大賞
・コンプライアンス(法令遵守)「これをよく好んで使う人がいますが、何故だか理解できません。普通に日本語を使った方が相手にもわかりやすいのに」(34歳/医療・福祉/専門職)
・リスケ(スケジュールを組みなおす)「横文字の短縮は、外国人に伝わらないのでやめたほうがいい」(32歳/機械・精密機器/技術職)
・ペンディング(保留)「すぐペンディングといわれるのだが、保留してそのままというのが多い(笑)」(35歳/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)

全体として、「日本語で伝えた方がわかりやすいのに、なぜ横文字を使うの?」という意見が多数を占めました。そんな中、トップにあげられたのが「マター(担当)」です。「氏名+マター」で使われますが、すっと頭に入ってきませんよね。

2位は「スキーム(枠組み)」でした。格好付けて言っているのかも知れないけど、逆に格好悪いからとのコメントが多数。得意げに使う人ほど仕事ができないという、厳しい指摘も目立ちます。3位は「アジェンダ(やるべきことを事前にまとめたもの)」。

多くのコメントから、イライラ感が漂っていました。

4位には「プライオリティー(優先順位)」が、5位には「ディシジョン(決定)」がランクイン。それぞれ日本語で十分伝わりますよね。「横文字を使うな!」という怒りの声が大半でした。

(文・OFFICE-SANGA 花澤和夫)

調査時期:2013年6月21日〜2013年6月27日
マイナビウーマン調べ
調査数:男性349名
調査方法:インターネットログイン式アンケート