スーパーの値引きシールに「俺のやつにも貼って」無茶な要求を断ると「差別だろ!」迷惑客にウンザリ
さまざまなお客様とのコミュニケーションが求められる、接客業。
真摯に対応していても、ときには『自分勝手なお客様に振り回されて散々だった』という経験をすることもあるでしょう。
今回は筆者の友人から聞いた、自己中にも程があるお客様エピソードをどうぞ。
スーパーで働く店員
私は、とあるスーパーの店員として働いています。
主な勤務時間は夕方から閉店まで。
その時間は仕事帰りのサラリーマンや晩御飯の材料を買いに来た主婦などで、スーパーはいつも大混雑しています。
そんな賑わう時間帯での業務の1つに『値引きシールを貼る』という作業があるのですが、いつも億劫で仕方ありませんでした。
というのも、割引された商品を狙うお客様は多く、たまに厄介なお客様に出くわすことがあるからです……。
値引きシール
その日も主にお惣菜の消費期限を見つつ値引きシールを貼っていると、50代くらいの男性客が私のもとにやってきました。
『これも貼って』と急に突き出してきたのは、カツ丼。
どうやら値引きシールを貼ってほしい様子でしたが、消費期限を考慮すると、まだ貼るには1時間ほど早い時間でした。
そこで、事情を説明し『お客様だけ特別待遇をすることはできません』『申し訳ありません』と断ることに。
自己中すぎる
すると、男性客はまさかの逆ギレ!
「何で俺が持っているカツ丼には貼らないんだ! 差別だろ!」
男性客の自分勝手な都合に店側が対応しろという非常識すぎるクレームに、どう対応しようか困っていると……。
上司よ、ありがとう
「値引きシールを貼る時間は一律で決まっております」
「どうかご理解ご協力をよろしくお願いいたします」
そう助け舟を出してくれたのは、私の上司。
その後も大声で文句を言う男性客に対し、一貫した態度で『この時間はまだ値引きシールを貼れない』『ご理解いただきたい』と伝えてくれました。
その後、自らの大声に集まったほかのお客様から非難の目で見られていることに気づいた男性客。
ようやく諦めてくれたようで、舌打ちしてその場を立ち去って行きました。
少しでも安く商品を買いたいという気持ちはわかりますが、どう考えても自己都合なクレームを出すお客様とは、今後もなるべく関わりたくありません……。
【体験者:30代・女性パート主婦、回答時期:2024年8月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。