コネなし!ツテなし!元教員Webライターが仕事探しで使ったサイト・サービス


【画像で確認】小学校教員からWebライターに!1年間の「収入推移」どう変わった?

「これからもこの働き方のままでいいのかな?」

「もっと心にゆとりのある働き方ができないかな?」

このような思いから、フリーランスで働く道を選択する人が増えています。ただ、フリーランスになるとどう生活が変わるのか、イメージがあまり湧かないという方も多いのではないでしょうか。

そこで、小学校教員からフリーランスWebライターに転向した武川彩香さん(@pop_o_writer)にお話を伺いました。

武川さんが小学校の先生だったときは、朝早くに出勤して児童を迎える準備をし、夜遅くまでテストの採点や事務作業をする毎日。帰宅したあとも授業準備をしているうちに、あっという間に寝る時間になってしまい、なかなか自分の時間が取れなかったそう。Webライターになって、当時とは時間の使い方が大きく変わったそうです。

今回の記事では、「Webライターの仕事を探すときに使ったサイト・サービス」について教えてくれました。

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こんにちは!Webライターの武川です。

私は小学校教員として勤めていましたが、体調を崩して休職したことをきっかけに働き方を見直しました。1年の休職を経て退職し、現在はフリーランスWebライターとして活動しています。

フリーランスは実績のない時期は知り合いから仕事をもらうとよいと言われていますが、なかなか難しいですよね。実際、私はツテやコネがまったくない中で仕事を探さなければならなかったため、仕事探しには苦労しました。

今回は、そんな私が仕事探しで使ったサイト・サービスをご紹介します。「仕事につながるような知り合いが思いつかない」「どこで仕事を探せばいいの?」と不安に感じている方はぜひ参考にしてください。

■クラウドソーシング

クラウドソーシングとは、仕事をお願いしたい発注主と仕事を受注したいワーカーをつなげるマッチングサービスです。有名どころではランサーズやクラウドワークスなどがあります。クラウドソーシングは無料で登録でき、経験を問わず誰でも利用できます。

私が初めて仕事を受注したのは、ランサーズで募集されていた未経験者OKの仕事でした。検索欄に「未経験」と入れると該当する仕事が見つかりやすくなります。

初心者の頃はなかなか実績を作るのが難しいのですが、クラウドソーシングは受注した仕事の数だけプロフィールに評価が溜まっていくので、実績を集める点でもおすすめです。仕事探しは、まずクラウドソーシングから始めてみてください!

■ココナラ

ココナラは個人のスキルを売り買いできるサービスで、ライティング以外にもイラストや音楽づくり、占いなどさまざまなスキルが販売されています。

私は似顔絵を描いてもらうためにココナラを利用したことがあったので、自分でも販売にチャレンジしてみようと思って出品しました。内容は、文字単価0.5円で3,000文字の記事を作成するというもの。自分ができることや納品スピードなどを具体的に書いたところ、実際に購入してくれる人がいて、5記事ほど納品しました。

ココナラは自分で営業活動しなくても見つけた人が声をかけてくれるので、待ちの営業としておすすめです。

ココナラは自分で営業活動しなくても見つけた人が声をかけてくれるので、待ちの営業としておすすめです。


■X(旧Twitter)

Xでは、たびたびライターを募集しているポストがあり、「ライター募集」で検索すると見つかります。

私はたまたまタイムラインに流れてきたライター募集ポストに興味をもち、連絡を取ったことがきっかけで受注できた経験があります。プロフィールを見て「仕事をお願いしたい」と声を掛けてもらうこともありました。中には、自社の商品を宣伝する目的でXを使う人もいますが、良い出会いもあるのでやっておいて損はないと思います。

X経由で仕事につなげたいと考えている場合は、発注主目線で運用するのがポイントです。仕事の愚痴や気持ちの浮き沈みなどネガティブな発言が多いと、発注主を不安にさせてしまいます。仕事用のXは名刺代わりになるので、発言内容に気をつけて発信するようにしましょう!

■Indeed

求人サイトであるIndeedは、ライターを募集している会社も利用しています。業務委託だけでなく、正社員やパートタイムで募集されていることもあります。

検索するときに給与体系(時給、月給など)、働き方(在宅OK、WワークOKなど)など条件を絞れるので、自分に合った求人だけを探せるのがメリット。新着求人があるとメールが届く設定もあるので、常に新しい募集をチェックできます。

私は実際に契約したことはありませんが、新着求人のお知らせは必ず確認しています。求人の情報を得る手段として登録しておくのがおすすめです。

■ライター専用の求人サイト

ライター専用の求人サイトに登録して、依頼をもらう方法もあります。ライターステーション、Webライターズバンクなどがあり、多くの場合、テストライティングを受けて合格すると登録できる仕組みです。

私は残念ながらテストライティングに合格できず、登録した経験はありません。テストライティングに合格した知り合いのライターによると、登録したら仕事の紹介がもらえるとのことでした。

仕事につながる媒体は多いに越したことはないので、一度挑戦してみてはいかがでしょうか。

■Google検索

Google検索で「ライター募集」と検索すると、ライター募集しているメディアが見つかります。

たとえば「東京 ライター募集」「金融 ライター募集」など地域やジャンルを限定することで、より自分に合った求人に出会えます。私は「北海道 ライター募集」「教育 ライター募集」などで検索していました。意外に求人が見つかるので、ほかの方法と並行して使ってみるのがおすすめです。

応募するときは自分が何者なのか、どのような価値を提供できるのかを伝えるために、ポートフォリオを添えるのが基本です。私も教育系のメディアにポートフォリオを添えて、メッセージを送ったことがあります。

たとえ返信がなくても何かの拍子に思い出してもらえるかもしれないので、種まきとして気になるメディアにはどんどんメッセージを送ってみてください!

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コネやツテのない中での仕事探しは大変。しかし、Webライターはインターネットがつながっていれば仕事ができるため、チャンスは全国にあります。これから実績を積み重ねていくぞ!という方は、ぜひ武川さんが紹介してくれたサイト・サービスを使って、仕事を探してみてくださいね。

▶プロフィール

武川彩香

フリーランスWebライター。小学校教員を5年間勤めるも、適応障害で退職。現在はクライアントワークをしながら、働き方に悩む教員に向けて、Webライターの魅力やリアルを発信中。

文=YY