今年は愛がテーマ!「よみうりランド ジュエルミネーション」点灯式にTHE RAMPAGE・RIKU&LIL LEAGUEが登場
東京都稲城市の遊園地「よみうりランド」で2023年10月19日、イルミネーションイベント「ジュエルミネーション 2023 LIGHT is LOVE」の点灯式が開催された。当日はプロデュースを手がけた照明デザイナーの石井幹子氏が見どころを語ったほか、16人組ダンス&ボーカルグループ・THE RAMPAGE(ザ・ランペイジ)のRIKUもゲストとして登場。さらに、オーディション番組から誕生し、今年デビューを果たした平均年齢16歳となるフレッシュな6人組で注目の男性グループ・LIL LEAGUE(リルリーグ)がライブパフォーマンスを披露し、会場を盛り上げた。
【写真】さわやかな笑みを見せるTHE RAMPAGEのRIKU。LIL LEAGUEも登場し、点灯式は大盛り上がり!
今年もよみうりランドの園内に、宝石色のイルミネーションが輝く季節がやって来た。本イベントで使われているのは、石井幹子デザイン事務所が開発した、宝石色をイメージしたLED。14シーズン目となる今年は「LIGHT is LOVE」をテーマに掲げ、さまざまな愛を光で表現する。
点灯式の冒頭、株式会社よみうりランド代表取締役社長の溝口烈氏は、今年のテーマについて「シンプルで力強いメッセージだと思います」とコメント。「光と音楽が織りなすリアルな光のファンタジーをお楽しみいただければ」と呼びかけた。また、照明デザイナーの石井氏は「いま一番大事なのは愛ですね」とテーマの選定理由を明かし、「今年はいろいろな宝石色が織物のように重なったグラデーションで魅せるという、新しい手法を取り入れています」と見どころを語った。
点灯式では登壇者全員が点灯台の周りに集まり、スイッチが押されると、カラフルなイルミネーションが一斉に光を放った。さらに「波のプールエリア」では、音楽と噴水、光による演出も行われ、登壇陣から感嘆の声が。RIKUは「光でこんな美しい世界が表現できるなんて」と驚きの表情を浮かべ、LIL LEAGUEの岩城星那も「思っていた以上に規模がめちゃくちゃ大きくて、圧倒されました」と感激していた。
その後行われたトークショーでRIKUは「圧巻のひと言。光を使って演出してくださいって言われたら、想像もできないような世界が広がっているので、(石井)先生の頭の中どうなっているんだろうと気になっちゃうぐらい素晴らしいです」と改めて大絶賛。なお、RIKUは2019年に実施された「ジュエルミネーション」の点灯式にも登壇したが、「当時も素晴らしい光の世界が広がっていたんですけど、ぶっちゃけ今回のほうがすごいです!」とニッコリ。「どこまで進化しちゃうんだろうって、来年以降も楽しみだなと思います」とさらなる進化に期待を寄せた。
さらに「ジュエルミネーションで女性をエスコートするとしたら、どんなデートを提案する?」と問われると「あえてアウターの下に薄手のカーディガンを着ておいて、夜になって寒くなってきたら、『これ着ていいよ』って(アウターを)かけられるように。あとは温かいコーヒーを一緒にシェアしたりしたいな」とエスコート術を語り、集まったファンをときめかせていた。
そして点灯式の最後には、LIL LEAGUEがライブパフォーマンスを行い、「Hunter」「Rollah Coaster」「Higher」の3曲を披露。ステージの背後では噴水や光の演出も実施され、幻想的な雰囲気が漂う中、安定した歌とキレのあるダンスで観客を魅了した。
なお、点灯式には稲城市の高橋勝浩市長、川崎市の加藤順一副市長も登壇した。
■「ジュエルミネーション 2023」3つの注目ポイントを紹介
1:海の澄んだ水をイメージした新色イルミネーション
まず見逃せないのは、正面入園口を入ってすぐのところにある「太陽の広場」とその周辺を中心に展開されている、「アースブルー・ジュエリーカラー」と題した新色のイルミネーション。アクアマリンやサファイアなど明るいブルー系をベースに用いて、海の澄んだ水をイメージしている。さらに、エメラルドやゴールデンサファイア、ダイヤモンド、ルビーなどのカラーが、さわやかなブルーにアクセントをプラス。今年ならではの色の組み合わせを、ぜひ楽しんでほしい。
2:園内各所を彩る“愛の光”
今年は園内のさまざまなエリアで、愛と慈しみの心をテーマとしたイルミネーションを目にすることができる。なかでも注目は、今年度プールエリアにオープンした「わいわいジャングル」に、光の装飾を施した「ラブリー・サンクチュアリ」。カラフルな宝石色のLEDが重なるように飾り付けられ、子連れでにぎわった夏の「わいわいジャングル」とは全く異なる、ロマンチックな空間が広がっている。照明デザイナーの石井氏も同スポットがイチオシとのことで「何とも愛に満ちたスペースになっていますので、ぜひあそこで愛を語っていただきたい」と話していた。
「ジュエルミネーション」の定番スポットである光のトンネルは「パサージュ・オブ・ラブ」と銘打ち、日常で交わされる、家族、友人、恋人などの愛をイメージ。カラフルな光のラインが交差する、華やかなデザインが魅力だ。
「ラブ・ストリーム」と呼ばれるエリアでも、今年のテーマを色濃く感じられる。ここでは、さまざまな国の愛の言葉を、イルミネーションのデザインに使用。水面に映る愛の言葉が、音楽に合わせて美しく輝く。
180メートル続く並木道の演出も印象的だ。道の片側の木は寒色系、もう片側の木は暖色系の装飾がされており、左右の光が惹かれ合う様子をイメージ。樹木1本ごとに異なるカラーが使用されているので、じっくり眺めてみてほしい。
このほかにも、愛にちなんだ多彩なイルミネーションが登場しており、大観覧車は「ラブ・グランオブジェ」と題し、深い愛情や思いやりの気持ちを表す2色の光でライトアップ。そしてアトラクション「ジャイアントスカイリバー」は、「ジュエリー・タワー」と名づけられた光のタワーに変身。森林をモチーフにしたグリーン系のカラーをストライプ状に配し、地球への愛を表現している。
3:噴水とレーザー、炎が織りなす大迫力ショー
「波のプールエリア」で開催される噴水ショーも目玉のひとつ。ショーは17時から15分間隔で実施され、3種類のプログラムが用意されている。今年は地球への愛をテーマとした噴水ショー「LOVE EARTH(地球への愛)」が新登場。中央のウォータースクリーンに自然や動物の映像が映し出され、噴水やレーザー、炎などによる美しい演出を楽しめる。
そのほか、圧倒的なスケールで観る者を魅了する、毎年大人気のショー「ラ・フォンテーヌ」や、音楽と光に合わせてダンサーが踊る「シルエット」(1日2回限定)も実施されるので、こちらもお見逃しなく!
「よみうりランドジュエルミネーション 2023 LIGHT is LOVE」は2024年4月7日(日)まで開催中。大切な人と一緒に、愛に満ちた光の世界をぜひ楽しんで。
取材・文=水野梨香
写真=奥西淳二
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