アンドロイドのオルタ3とオルタ4

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音楽家・渋谷慶一郎と理学博士・池上高志が、2台のアンドロイドによる対話劇「IDEA(イデア)― 2台のアンドロイドによる愛と死、存在をめぐる対話」を金沢21世紀美術館のシアター21で披露する。10月7日より開幕する同美術館の展覧会「DXP(デジタル・トランスフォーメーション・プラネット)ー次のインターフェースへ」の特別企画で、今回が世界初演となる。開催は10月13日、14日で、両日ともに100席限定。

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  2012年に「LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)」の衣装を着た初音ミク主演によるボーカロイド・オペラ「THE END」を発表し、2022年にはドバイ万博でアンドロイドと仏教音楽・声明、現地のオーケストラのコラボレーションによるアンドロイド・オペラ®「MIRROR」を発表した渋谷。2022年には「グッチ(GUCCI)」のショートフィルム「KAGUYA BY GUCCI」で作曲を担当し、自身も映像内でアンドロイドとの共演を果たしている。

 今回の作品では、2台のアンドロイド「オルタ(Alter)」が登場。同美術館の常設展にも展示されている「オルタ3」と、昨年誕生した「オルタ4」がステージで初共演する。2台のアンドロイドの会話から構成される脚本はすべてGPTにより生成されたもので、プラトン(Plato)の著作とカール・ポパー(Karp Popper)によるプラトン批判なども学習したGPTによる対話、議論が展開されるという。渋谷は全編に渡ってピアノとエレクトロニクスを演奏。公演終了後には、同美術館館長・長谷川祐子と池上、渋谷によるポストトークも開催される。

■「IDEA(イデア)― 2台のアンドロイドによる愛と死、存在をめぐる対話」
日時:10月13日(金)18:30開場/19:00開演(70分) 
10月14日(土)15:30開場/16:00開演(70分) 
会場:金沢21世紀美術館 シアター21
住所:石川県金沢市広坂1-2-1
チケット:前売4400円 / 当日5500円(※両日ともに100席限定、座席は先着順) 
金沢21世紀美術館:公式サイト