こんにちは!みんなと金融について学んでいる、金融まなぶです。
前回は「つみたてNISA」と「iDeCo」、どちらがおすすめかについて学びました。今回は資産形成のはじめ方と金融取引での注意点について学んでいきましょう!

資産形成の始め方

資産形成について、さまざまなことを学んできましたね。
それではいよいよ、金融商品を購入して投資をスタートしましょう!投資をするまでに「使う資金を決める」「口座を開設する」「投資する商品を選ぶ」という3つのステップを踏む必要があります。

1.使う資金を決める

まず、持っている資産のうち、どれくらいを投資に当てるべきか考えましょう。
「生活費」「将来使うお金」「もしものときのお金」「使い道のないお金」など、保有しているお金をいくつかに分類してみると分かりやすいかもしれません。

このうち「使い道のないお金」は、もっとも投資に回しやすいでしょう。「将来使うお金」は、どれくらい先の将来なのかで、投資に回せるかどうかを判断します。
将来といっても、それが1カ月後や2カ月後であれば、預金に置いておいたほうがよさそうです。
10年以上先の将来であれば、預金よりリスクはありつつも比較的安全で、じっくり資産を増やしていける債券や投資信託を選んでみてはいかがでしょうか。

2.口座を開設する

投資をはじめる前に、証券会社に行って、取引用の口座を開く必要があります。
その際には、本人確認書類、マイナンバー、印鑑、金融機関口座を用意しておきましょう。申込書や必要書類を提出した後、審査に通ったら、無事口座開設が完了します。

また、店舗にわざわざ足を運ばなくても、インターネットで口座開設から取引まで全てできるネット証券会社もあります。実店舗がある証券会社は、分からないことや困ったことがあったら顔を合わせて相談できるのがメリットの一つ。
一方、ネット証券会社は、実店舗がない代わりに手数料等を安く設定している場合が多いです。
投資について相談したい方は実店舗の証券会社を、手数料をなるべく抑えてお得に運用したい方はネット証券会社を選ぶとよいでしょう。

3.投資する商品を選ぶ

どの金融商品に投資するのか考えましょう。例えば株式に投資するとします。一口に「株式に投資する」といっても、さまざまな会社の株式があります。

どんな事業を行っているのか、会社の規模はどれくらいか、財務状況はどうか、株価の水準はどうか、配当や株主優待はあるか、SDGsに配慮した取り組みを行っているのか…など、しっかり調べて投資先を決めるようにしましょう。
なお、株式や債券、投資信託などの金融商品は、元本保証ではありません。自分で金融商品を選んだのですから、損をしようが得をしようが、全ては自己責任であることを忘れないようにしましょう。

金融商品での注意点

最後に、金融商品を売買する上で、禁止されている事項について説明します。

仮装・馴合売買

自分1人、もしくは仲間内で同じ銘柄の売買を繰り返し、取引が活発に行われていると勘違いさせる行為は禁止です。

相場操縦

買うつもりのない株式を大量に購入することで他者を巻き込み、相場価格をゆがめるような行為は違反です。

インサイダー取引

その会社の職員や役員だからこそ知りえた重要な情報が世間に公表される前に、会社の株を売買してはいけません。

デマを流す行為

株価を変動させるため、インターネットの掲示板やSNSなどにその会社のウソの情報を流す行為は禁止されています。

おわりに

この記事では、主な金融商品の特徴から、投資の知識や資産形成の考え方、実際に投資をおこなうまでの準備などについて解説してきました。
知識や考え方を理解することで、資産形成や投資をより身近に感じられるようになったでしょうか?
お金に関する知識は、よりよく生きる上で欠かせないもの。この記事の内容が、少しでもあなたのこれからの生活に役立つと幸いです。
(金融まなぶ)