「頑張った日々を思い出す」新木優子が、夜景に抱く想いとは?
美しい夜景を見た瞬間に、日常が突如輝く。都会の光がもたらす気持ちの昂りは、大人こそ知る特別な瞬間だ。
感性豊かな女優にそんな高揚を体験してもらうべく、今回は新木優子さんを港区にたつホテルの41階にお連れした。
話題作『六本木クラス』のヒロインに抜擢された彼女は、今一番東京の夜景が似合う人といえるだろう。
街の煌めきが引き出す、人気女優の未知なる魅力とは?
そんな新木さんが等身大で語ってくれたインタビューを、今日と8/2(火)の2回に渡ってお届けします!
>>>新木さんの貴重な撮りおろしも多数掲載!こちらからスクロールしてご覧いただけます!
もっと見たい方は写真ギャラリーをチェック!
今でも都心の夜景を見ると頑張っていた日々を思い出します
夜景の見えるレストランでのデートについては、「そういう場所をわざわざ予約してくれる心遣いが嬉しい」と話していた彼女。
私的な夜景の魅力は、刺激というより心ほぐされることのようだ。
だから、東京タワーの灯りを望む「The Okura Tokyo」の客室も、ただそれだけで贅沢で、奇を衒った過ごし方はしないだろうと話す。
「家と同じ日常的なことをここでやってみたいです。それがかえって特別感に気づけるのかなと思います。
例えば仕事のアンケートに答える作業とか。いつもと違う場所で普段のことをするって新鮮ですし、はかどりそう(笑)。せっかくなのでルームサービスをとって長くお部屋で過ごし、眺めを存分に味わいたいです。
陽が暮れていく時間も綺麗なはずで、東京タワーに電気がつく瞬間を見て、“あっ、電気ついた!”と、そんな経験もしてみたいです」
「撮影終わりに首都高を通って都内に戻ってきた時に、クルマから東京タワーを眺めるのが凄く好きでした。帰ってきたなって感じがしました」
口に出すうちに大切な時がフラッシュバックしたように続く。
「夜景は移動中のイメージが凄く強いですね。
前にフジテレビのスタジオへ3年ほど続けて通っていた時期があったんですけど、絶対にレインボーブリッジを越えて帰っていて、その時に見える東京の夜景がドラマチックでした。
逆に早朝のまだ暗い時間帯にお台場の明かりを見ることもあったんですが、やっぱり夜の方が印象に残っています。今でも同じ夜景を見ると頑張っていた日々を思い出します」
ネガティブな感情も素直に出すようにしたら今が楽しくなりました
そんな話を聞くと、新木さんが『六本木クラス』のヒロインに選ばれたことがいっそうしっくりくる。
原作となった韓国ドラマ『梨泰院クラス』にもたくさんの夜景が映され、日本版ではきっと港区の夜景が頻繁に映るだろう。
自身が『梨泰院クラス』に惹きつけられたのは、「ひとりひとりのキャラクターの表情が凄く生き生きとしていて、毎日を楽しく過ごす時間を共有してくれたから」。
舞台や脚本は違えど、その空気感は『六本木クラス』にも引き継がれるだろう。
大きなプレッシャーがあるはずだが、本人の語りは落ち着いている。聞けばここ2〜3年で自身の心持ちを安定させる秘策をもっているとか。
「不安なことやネガティブなことがあったら、それを紙に書いて破って捨てています。感情ごと捨てるという意味があるらしくて、人に薦められて始めたら確かに凄くスッキリします」
そうすることで自分の感情にもっと向き合うようになった。
細かな目標をクリアしていって、軸となる大きな目標を見つけたい
「私は基本的にネガティブな気持ちをあまりもっていないと思っていました。でも、自分が認識していないだけで溜まっているよと言われて、我慢するタイプなのかもと気づきました。
光と影があるように、常にポジティブな人っていない。自分にもネガティブな部分があると、最近になって受け止めるようになりました。
ネガティブな感情にも向き合って、それを消化していく。ポジティブがいい時もあれば、知らぬ間に前を向かなきゃと自分を追い込んでいることもありますから。
感情を素直に出すようになって、前よりもお仕事に真摯に向き合えるようになりました。例えばこれを頑張ったら明日は休みだ、じゃなくて、頑張っている今が楽しいと感じるようになったり」
自分の心に敏感になったら、演技で新しい感情を知ることがもっと面白くなった。
そんな変化を経た女優がこれから目指すことを聞くと、「今は大きな目標がなくて」との率直な答え。
「ずっと目標を掲げて生きてきたんですけど、今はこうなりたいという目標はありません。コロナ禍で自分と向き合ってから変わった気がします。
今までは分かりやすい目標、例えば漠然とレッドカーペットを歩きたいなどといったことを掲げていたけど、もっと細かで具体的な目標をクリアしていって、そのうちに軸となる大きな目標を見つけていきたい。
『梨泰院クラス』を観ている時もこういう作品に出てみたいなと思っていて、振り返るとそれもひとつの目標。
日々のきっかけを大切に、目の前のお仕事を精一杯頑張って、なりたい自分を見つけたいです」
飾らず驕らず、等身大で語る。今をひたむきに生きる女優の後ろで、東京の夜景は寄り添うように輝いていた。
【後編】 8/2に公開!
■新木優子さんも高揚した、ラグジュアリー鉄板焼き店
■【WEB限定】撮影風景のメイキング動画
■プロフィール
新木優子 1993年生まれ、東京都出身。2008年に俳優デビューし、その後モデルとしても活躍。今夏のドラマ『六本木クラス』にWヒロイン楠木優香役として出演中(テレビ朝日、毎週木曜21:00〜)。出演映画『バスカヴィル家の犬シャーロック劇場版』が公開中。オフィシャルYouTubeチャンネルでは自然体な旅の様子が話題。
■衣装
[新木さん]ドレス 178,200円〈ヴィクトリア ベッカム/イーストランド TEL:03-6231-2970〉、イヤリング 1,034,000円、ペンダント 357,500円、リング(右手)345,400円〈ともにTASAKI TEL:0120-111-446〉
[男性]スーツ 203,500円〈ラルディーニ〉、カットソー 16,500円〈フィリッポ デ ローレンティス/ともにトヨダトレーディング プレスルーム TEL:03-5350-5567〉、時計 4,114,000円〈ブレゲ/ブレゲ ブティック銀座 TEL:03-6254-7211〉
▶このほか:【未公開カットあり】「大人っぽくなりたい」キュートな小芝風花が魅せる意外な願望
◆
東京カレンダー最新号では、新木優子さんのインタビュー全文をお読みいただけます。
東カレに語ってくれた、ドラマ『六本木クラス』への想いや、自身の感情と向き合う事で生まれたモノとは?
アプリのダウンロードはこちらから。
「The Okura Tokyo」の41階に足を踏み入れ目にするのは、窓全面に広がる夜景。「本当に見晴らしが良い素敵な眺め。特別感を演出できますね」と新木さん。営業中の撮影だったこともあり、賑わいが夜景デートにリアリティを宿していた
夜景を望みながらのご褒美ディナーに、笑みがこぼれる!
41階『鉄板焼 さざんか』の贅沢な個室は、記念日デートにぴったり!