ゴルフ中の“あるプレイ”で、メロメロに…。男の好感度が爆上がりした理由
男と女は全く別の生き物だ。それゆえに、スレ違いは生まれるもの。
出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。
-果たして、あの時どうすればよかったのだろうか?
できなかった答えあわせを、今ここで。
今週のテーマは「二度目のデートで女が急に好意を向けてきた理由は?」という質問。さて、その答えとは?
▶【Q】はこちら:あんなに冷たかったのに..個室で2人きりでデートをした途端に、女の態度が好転した理由
最初友也に会った時、正直私はそこまで興味を持てなかった。
むしろ「なんか軽そうな人だな…」と若干のマイナスイメージを抱いていたほど。
だから友也から最初に誘われた時、警戒心もあったので夜は避けたくランチを指定。
でも二度目のデートで、彼は私を西麻布の“ある場所”へと連れて行ってくれた。そこで彼の新たな一面を見た時に、私は思わず惚れてしまったのだ。
何か特別なことをされたわけではない。きっと彼からすると、当たり前のことをしただけだと思う。
でも女性からすると“いいな”と思うことばかりで、そのデートには、恋に落ちるのに必要な要素がすべて詰まっていた。
最初は微妙だったけど。女が男に惚れた言動とは?
A1:チャラついた人だと思っていたから。
友也に出会ったのは、男女2対2の食事会の席だった。
しかしこの食事会の間中、ずっと私の友達である奈緒に鼻の下を伸ばしていた友也。
2人が何を話しているのか、私のほうまでは聞こえてこなかった。けれども、とにかく奈緒がピッタリと友也に寄り添っており、その姿はダラしなく見えた。
― この人、軽いんだろうな。
奈緒は可愛いし、デレっとするのは仕方ない。でも初対面で奈緒にデレデレしている友也の印象は、あまり良いものではなかった。
結局この日、私はほとんど友也と話さないまま解散。けれども翌日、友也はなぜか私に連絡をしてきたのだ。
― 友也:昨日はありがとうございました、友也です。昨日は全然話せなかったので、よければ今度2人で食事でもどうですか?
正直、意外だった。私とはほとんど話していない。私のことなんてまったく興味がないと思っていたから。
「え?奈緒とはどうなったの?」
そう思うのは当然のことだと思う。
しかしデートする男性が友達とかぶるのも嫌だったので、一度は既読スルーにしてしまった。
でももう一度連絡が来たので、そのタイミングで奈緒に連絡をしてみると、「友也くんは私が無理矢理話していただけで(笑)、何にもないよ〜」との回答がきた。
そうなると、また話も変わってくる。
ただ先日、奈緒と並んでいた姿が脳裏にチラつく。だから私はとりあえず、昼にサクっと会ってみることにした。
― SAE:ランチなら!でも今月忙しくて…来月でもいいですか?
結局、2週間後にランチをすることになった私たち。
待ち合わせ場所のお店へ行くと、友也はニコニコとしていて、常に上機嫌だった。
「紗枝ちゃん、ワインでも飲む?せっかくだから1本空けようよ」
飲みたいけれど、なんとなく今日は気分じゃない。友也がどういう人なのかもよくわからないし、酔うのは嫌だ。
「飲みたいんですが、このあと用事があるので…。私は結構です」
“ちょっと言い方がキツかったかな”とも思ったけれど、友也は変わらず優しかった。
「そっか、そうだよね。じゃあとりあえず食事を楽しもう」
持っていたワインリストをさっと自分の後ろに隠し、さりげなく話題を変えてくれた友也。
― あれ?この人、いい人なのかも…。
「そうですね!飲めなくてすみません」
「いやいや、全然いいよ。また今度だね」
初めてちゃんと2人で話をしてみると、だいぶイメージが変わってきた。
物腰も柔らかいし、ガツガツもしていない。女好きだと思っていたけれど、紳士的な印象を受けた。
「え、紗枝ちゃんもゴルフするんだ!」
「はい。最近始めたばかりなので下手ですが…。でもハマっちゃって」
「スコアどれくらいなの?」
「130くらいかな。本当に下手なんです(笑)」
「いやいや、十分だよ。今度ゴルフ行けたらいいね」
「そうですね。それまでに練習しときますね」
― まぁでも、今日のランチで終わりかな。楽しかったけれど、そこまで発展はしないかもな。
そう思っていた。けれどもこのランチのあと、友也は私が断らなさそうな誘い方で、誘ってきてくれた。
― 友也:今度、打ちっぱなしデートしない?西麻布にある、いい場所があって。個室なんだけど、飲みながら楽しめる場所で!
このデートで、私は完全に友也のことを好きになってしまった。もしかすると、彼の作戦だったのかもしれない。それにまんまと、ハマってしまったのだ…。
女がコロっといった、男のデートプラン。ある行為が最高で…
A2:ゴルフで彼の本当の人間性が見られたから。
友也が二度目のデートで連れて行ってくれたのは、西麻布の交差点から少し離れた所にある『THE GOLF TOKYO』だった。
一見、どんなお店が入っているのかわからない地下へと続く階段。しかしその階段を下って扉を開けると、想像とは全く違う世界が現れた。
「うわ、すごい…!!西麻布に、こんな場所があったんですね」
友也が予約してくれていたのは、シミュレーションゴルフだった。
「こんなお店ができたの、知らなかったです♡デートに最高ですね」
「でしょ?この前、『ゴルフ行こう』って約束したからね」
しかもただのシミュレーションゴルフではなく、港区の煌びやかさを感じる内装。ワインリストの内容も素晴らしく、食事も美味しかった。
― あれ?友也さん、センスいいかも。
まず「ゴルフへ行こう」と前回口頭で約束はしたものの、実はラウンドとなると丸一日一緒にいることになるし、面倒なときもある。相性が合わなかったら最悪だ。
その点、こういったお店なら気軽だし助かる。
しかも実際にシミュレーションでのラウンドをしているうちに、私はどんどん友也に惹かれていってしまった。
「紗枝ちゃん、スイングめちゃくちゃ綺麗だね」
「そうですか?嬉しい。友也さんも、上手ですね〜」
「全然そんなことないよ。はい、次紗枝ちゃんの番ね…って、すごいじゃん!ニアピン!」
とにかく、彼はずっと褒めてくれるのだ。
「紗枝ちゃん、惜しい!でもすごい、スコア全然まとまってるじゃん。上手いよ」
「そんなことないですよ〜。今日はたまたま良い感じです。でも楽しいな」
「ゴルフって楽しいよね」
“ゴルフはその人の本性が表れる”とよく言うけれど、それは本当だと思う。
もっとチャラチャラして、高慢な人かと思っていた。けれどもラウンド中、友也はずっと優しくて、ひたすら良いポイントを探して褒めてくれる。ミスしても励ましてくれる。
― 待って。友也さん、めちゃくちゃ素敵な人じゃない??
ゴルフをしてみて、私は彼の本当の魅力に気がついてしまった。
ラウンド中に自分のスコアが悪いと機嫌が悪くなる人もいるし、急に威圧的になったり、人のスイングに難癖をつけてきてウルサイ人もいる。
だから交際する前に本当は一緒にラウンドをしたほうがいいと思うけれど、丸一日は厳しい。
だからこそ、こういったシミュレーションゴルフ…しかも西麻布にある、女心をくすぐる素敵なお店でのデートプランは、最高だった。
「友也さんって、ゴルフ歴長いんですか?」
「大学時代の体育の授業でちょっとかじったけど…ちゃんとやり始めたのは、本当にここ数年だよ」
「そうなんですか?それなのにそんな上手いんですね」
「上手くはないけど、好きかな。今度は実際のゴルフ場へも行こうよ」
ゴルフ中の優しいプレーに、私はすっかり落ちてしまった。
この先仲良くなって、仮に交際に発展しても、彼はきっとずっといい人だろう。
「いいですね!いつにしますか?」
「え?もう日程も決めちゃう?」
「はい。早めに決めましょう♡」
上っ面の優しさや甘い言葉、そんなメッキはすぐに剥がれる。でもゴルフ中の言動は、その人の本当の顔が現れる。
だからこそ、交際前にこういった場所へ行き、男の本当の顔を見ておくことをオススメする。そしてそのデートで“いいな”と思った人は、本当に素敵な人だと思う。
▶【Q】はこちら:あんなに冷たかったのに..個室で2人きりでデートをした途端に、女の態度が好転した理由
▶1話目はこちら:「この男、セコすぎ…!」デートの最後に男が破ってしまった、禁断の掟
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ワンナイト後の失態