行きたいのは、話題の企画展だけじゃないんです。1年中楽しめる、ちょっと変わった美術館を訪れてみない?

写真拡大 (全10枚)

美術館といえば静かに楽しむイメージがあるかもしれませんが、最近は写真撮影ができる展示も多く、SNSなどで話題になることも増えましたよね。

企画展示の多くは期間限定なので、「行ってみたいと思ってたけど、気づいたら終わってた...」なんてこともあるのではないでしょうか。

今回は、いつでも変わらず楽しめる、全国の「ちょっと変わった」美術館をご紹介します。

INAXライブミュージアム 世界のタイル博物館【愛知】



@kirichaaan39_ / Instagram

焼き物の町・愛知県常滑市にある「INAXライブミュージアム」は、ものづくりの心を伝える体験型のミュージアム。

敷地内には土や焼き物にまつわる6つの文化施設があり、その一つが、タイルの魅力や歴史を紹介している、「世界のタイル博物館」です。

7000点以上収蔵している装飾タイルのなかから、選りすぐりの作品が展示されていて、オリエントのものから日本のものまで、さまざまな美しいタイルを見ることができます。



@anna.36_1213 / Instagram

こちらの展示は、時代ごとの代表的なタイル空間を再現しているのだそう。

きれいなタイルに囲まれて、空間の装飾として実際にタイルが使われていた異国の雰囲気がより一層感じられそうですね。

INAXライブミュージアム
住所:愛知県常滑市奥栄町1-130
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
入館料:一般/700円、高・大学生/500円、小・中学生/250円
休館日:水曜日(祝日の場合は開館)、年末年始
公式サイト:https://livingculture.lixil.com/ilm/museum/

光ミュージアム【岐阜】



@t_saki6 / Instagram

続いてご紹介するのは、飛騨高山にある「光(ひかる)ミュージアム」。

こちらは複合型の博物館で、館内には日本画や西洋画などの絵画から、古代の工芸品まで幅広く収蔵し、部屋ごとに分けて展示しています。

見どころは展示物だけではありません。マヤ文明をモチーフに作られたという光ミュージアムの大きな建物は、建築物としても楽しめるんですよ。



@___ruuna / Instagram

こちらは、エントランスから美術館棟へ行くための地下通路です。

この天井は職人さんの手作業で塗られたそうですが、うねりのようなデザインと美しい色合いが印象的ですよね。

他にも、外壁にレリーフが埋め込まれていたり、中庭にはピラミッドがあったりと、館内を歩くだけで古代にタイムスリップしたような感覚になってしまいそうです。

光ミュージアム
住所:岐阜県高山市中山町175
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:00まで)
入館料:大人/900円、高・大学生・70歳以上/700円、小・中学生・障がい者/300円
休館日:火曜日・水曜日(祝日の場合は開館)、冬期間
公式サイト:https://h-am.jp/index.html

薫習館【京都】



@shizuku_kinoshita / Instagram

「薫習館(くんじゅうかん)」は、お香の老舗である松栄堂が、日本の香り文化を発信するために設立した施設。

こちらは、とっても珍しい「香り」の美術館なんです。

館内では、香りを「知る・学ぶ・楽しむ」をコンセプトに、さまざまな展示やイベントが行われています。



@hi.na716 / Instagram

なかでも「香りのさんぽ」は、いろいろな香りに触れることのできる体験型の展示コーナー。

こちらの「かおりBOX」は、入ってみると3つのBOXそれぞれで違う香りが感じられるのだそうです。

薫習館は松栄堂の本店と連絡通路でつながっているので、もし展示を体験して気になった香りがあったら、お香を試してみるのもいいかもしれませんね。

松栄堂 薫習館
住所:京都府京都市中京区烏丸通二条上ル東側
開館時間:10:00〜17:00
入館料:無料
休館日:不定休
公式サイト:http://www.kunjyukan.jp/

陶板名画の庭【京都】



@rm____1226 / Instagram

同じく京都府にある「陶板名画の庭」でも、ちょっと変わった展示が楽しめます。

こちらは、世界で初めて造られたという、屋外で鑑賞できる絵画庭園です。

建築家の安藤忠雄氏が設計した園内には、ダ・ヴィンチやゴッホなど、有名画家の名画を再現した陶板画が展示されています。



@rm____1226 / Instagram

モネの「睡蓮・朝」が展示されているのは、なんと水の中。水に強く、丈夫な陶板画だからこそできる展示が見られるのも魅力です。



@rm____1226 / Instagram

迫力あるミケランジェロの「最後の審判」は、ほぼ原寸大で作られているんだそうですよ。

陶板名画の庭は屋外の展示なので、時間帯や天気によっても違った雰囲気が感じられるのではないでしょうか。

京都府立陶板名画の庭
住所:京都市左京区下鴨半木町 
開園時間:9:00〜17:00(入園は16:30まで)
入園料:100円(中学生以下、満70歳以上の方、身体障害者手帳を所持する方等は無料)
休園日:12月28日〜1月4日(施設メンテナンス等で休園の場合もあり)
公式サイト:http://kyoto-toban-hp.or.jp/

普通じゃない?美術館が気になるかも

展示方法や建物に特徴がある、ユニークな美術館4つをご紹介しました。

どれも期間限定ではないので、状況がもう少し落ち着くのを待ってから行ってみるのもいいかもしれませんね。

気になった方はぜひ、チェックしてみてください。

お出かけの際は、感染対策をお忘れなく。