夢の中で夢を見てしまう多重夢とは?シチュエーション別の意味を解説
夢はよくその人の深層心理を示すと言います。不思議な夢を見ると、どうしてその夢を見てしまうのか、原因を探ってみたくなりますよね。夢の中で夢を見るのは、どんなメッセージが隠されているのでしょうか。今回は夢の中で夢を見る意味を、シチュエーション別に解き明かします。
夢の中で夢を見るのはなぜ?
夢の中でさらに夢を見る…何とも不思議な感じがする夢をあなたは見たことがありますか?見たことがある人なら「もしかして何かの前触れなのでは?」と気にしてしまうはず。まずは、夢の中で夢を見る意味について明らかにします。
夢の中で夢を見るのはよくあること?
寝ているときに「夢の中で夢を見る」という夢を見たことがある人は意外と多いです。夢から覚めたと思ったら、まだ夢の中にいる状態のことを多重夢と言います。夢から覚めたあとも記憶が混乱したり、現実がまだ夢に見えるので、体験した人の声からはとてつもなく恐怖に感じる出来事のようです。
夢の中で夢を見る意味
「夢の中で夢を見るのはなぜ?」と疑問に思いますよね。多重夢を見るのは、ストレスや疲れが関係しています。ストレスフルな毎日を送っていると、「目を覚ましたくない」「明日なんて来ないでほしい」という心境になることもあるでしょう。
彼氏や友達と喧嘩してしまったり、沢山の仕事を抱えていたりするなど、心配事が常に心の中に存在し続けていることを暗示します。自分では自覚していなくても、潜在意識としてある場合も。そういった心理から、多重夢として何段構えもの夢を用意されるのです。
「夢の中で夢を見る」夢占いでは?シチュエーション別の意味を紹介
「夢の中で夢を見る」夢は、夢の内容により意味が異なります。ここでは夢占いの観点から、夢の中で夢を見る夢の意味をシチュエーション別にそれぞれ解説しましょう。
楽しい夢
夢の中で夢を見たときに、あなたにとって楽しい内容である場合では、「現実でもそうでありたいな」というあなたの思いが夢で反映されています。楽しい夢が暗示するものは、幸福な結末です。今はあなたにとって辛く厳しい状況であるのかもしれませんが、あきらめずに努力し続けることで、展望が開けるという夢からのメッセージでもあります。
失敗する夢
夢の中で失敗する夢を見るときは、失敗しないか不安になる心理です。失敗したときにあなたがどう感じるのか、またはどんな状況であったのかにより、暗示が異なります。例えば、あなたが失敗して悲観的になっている状況であれば、単純なケアレスミスを警告する夢です。
また仕事や学業など、あなたが今取り組んでいることが、失敗しても悲しいとも感じないという状況であれば、実はあなたが気乗りしないまま取り組んでいる証拠。そこに力を注ぐのではなく、他にも選択肢があることを示唆しています。周りはできているのに、自分ひとりだけ失敗しているという内容ならば、それはあなた自身の周りの人に対するコンプレックスを表すでしょう。
もしみんなで一緒に失敗する状況であれば、あなたが周りの人に流されやすい、または依存心が強いことを示しています。
怖い夢
夢の中でさらに怖い内容の夢を見るといった場合では、あなたの運気が低下していることを示唆します。頑張りすぎているので体調を崩す可能性もあるでしょう。仕事や勉強、日々の雑用など、やるべきことが立て込んでいるときに見る夢です。
意識して休息をとるなど、自己管理が必要であることを夢が暗示しています。
自分が死ぬ夢
縁起が悪い夢を見ると、悪い意味合いなのではと心配ですよね。しかし夢占いでは、不吉な内容の夢が吉夢にあたる場合も。そのなかでも自分が死ぬ夢は、あなたが目標としていることや願いが現実のものとなる可能性があります。
抱えていた問題が解決し、未来が良い方向へ向かっていることの暗示です。仕事運や金運、恋愛運などの運気も好調。全体運アップの兆しがあります。誰かに殺されるシーンや、自身で死を選ぶシーンでも、自分が死ぬという内容には変わりないので、吉夢と位置づけられるでしょう。
夢の中で夢から覚める夢
夢の中で「夢から覚めた」と思っても、実はまだ夢の中だった…という場合、あなたが現実で受け入れたくない何かがあることを暗示します。積もった怒りがあるときに見やすい夢です。この夢を見たときの鍵となるのが「心の余裕」。
嫌なことから逃れるだけではなく、受け入れることもときには必要であると示唆しています。
繰り返し見る夢
夢の中で夢を見て起きたのにそれも夢で、何度起きても夢の中にいて…というように、夢が繰り返すことも。実際に起きても「これは夢?それとも現実?」と何だか混乱してしまいそうな夢ですね。繰り返し見る夢は、深い眠りを求めているのに、なかなか実現できないことへの暗示です。疲労が極限まで高まり、かなり危険な状態にあるでしょう。
そのため、日常的に続くストレスの元を断ち切ることが大切です。例えば、仕事がストレスになっているのなら、仕事を辞めるなどの思い切った対応が必要な場合もあります。
金縛りにあう夢
夢の中で金縛りにあう夢は、あなたがマイナスな感情に囚われている可能性も。不安を覚えていたり、焦燥感に駆られていたりするときに見やすい夢と言えます。今後どうすればよいのかわからず、立ちすくんだ状態です。
金縛りにあう夢を見たあとは、今ある心配事や問題点などを把握しておくことが必要でしょう。自分を客観視することで精神的にも楽になります。その上で対処法を考えていくと良いです。
終わった恋の夢
夢の中で夢を見るときに、終わった恋の夢を見たならば、過去の恋愛に決着をつける意味合いがあります。もし前の彼氏とのツライ思い出が映し出されたのなら、終わったはずの恋にまだ決着がついていない証拠です。一方、前の彼氏との楽しい思い出が映し出されたときは、過去の恋愛に吹っ切れていることを暗示します。
トイレの夢
夢の中で夢を見たときのシチュエーションがなぜかトイレという場合、基本的には運気上昇のサインと解釈できます。夢占いでのトイレは、悪いものを流して浄化する象徴であり、病気の回復や、悪縁を切るなどといったことを表す吉夢です。
とくにトイレで気持ちよく用を足している場面では、あなたが抱えている悪い気を解くタイミングに来ているのを示唆します。トイレ掃除をしているのなら、金運上昇の可能性も。しかしトイレが臭い、汚れている、あるいは壊れているといったネガティブな要素があれば運気ダウンを暗示します。
夢の中で夢だと気がつく明晰夢とは?
睡眠中に見る夢のうち、自分で「今は夢を見ているんだ」と自覚しながら見る夢のことを明晰夢(めいせきむ)と言います。ここでは明晰夢の特徴や、明晰夢を見るための具体的な方法を解説していきましょう。
明晰夢を見る人の特徴
通常の睡眠では、夢の中で夢を見ているとは気づかないものです。しかし人によっては「今は夢の中だよね?」と自覚しながら夢を見ている場合もあるでしょう。明晰夢を見る人は、きちんと現実を見ることができる特徴をもちます。
夢を夢と気づくには、夢と現実の区別ができるかどうかが鍵となるのです。
夢の内容を自由自在に操作できる
明晰夢は夢の内容を自由自在に操作できると言います。「今日はこんな夢を見たいな」と自分が望む夢を見ることができるのです。実際に夢を操ることでトラウマを解消する心理療法も試されています。
夢をコントロールできれば、精神の安定や健康に役立つこともあり、うまくいけば自分の人生を成功へと導いてくれるでしょう。
明晰夢を見るにはどうすればいい?
明晰夢を見るための簡単な3つの方法をオーストラリアの心理学者が発表しています。そのなかでもとりわけ効果が高い方法があるんだとか。その手順を紹介します。
<明晰夢を見る方法>
1.就寝後5時間で一度起きる
2.しばらく起きている
3.再び眠りにつく前に「次に夢を見たとき、私は夢を見ていることを思い出す」と繰り返し声に出し、明晰夢を見る自分を強くイメージする
明晰夢を見るためには、「自分は夢の内容を覚えている」という強い意思が必要なのです。
「夢の中で夢を見る」夢が示すメッセージを知ろう
夢の中で夢を見るのは、日常での疲れやストレスが深く関係しています。心配事が重なったときや、気持ちの上で引っかかりがあるときに見ることも。常にリラックスする心構えと、英気を養うことが大切です。
夢が暗示するメッセージを理解できれば、あなたの人生が良い方向へ向かうための適切な対応ができるでしょう。