キューティクルを失っても復活可能!ヘアケアでもう一度美髪に
キューティクルは髪のどの部分にある?
まずは髪の毛の構造について知ろう!
髪の毛は大きく分けると3つの部位に分かれています。髪の毛の深部にある「メデュラ」、そのまわりにあるのが髪の9割を占める「コルテックス」。そして一番外側部分にあるのが「キューティクル」です。
キューティクルってどうなっているの?
キューティクルは厚さ0.005MMほどでうろこのように重なり合っていて、細かく見てみると8層ほどにもなっているのが特徴。タンパク質が主な成分で、外敵から髪の毛の内部を守る大切な役割も果たしています。
ダメージを受けたキューティクルってどんなの?
ダメージを受けたキューティクルは、1枚1枚が毛羽立ち、引っ掛かったり、絡みやすくなってしまったりします。またパサつきやツヤ不足にもなり、枝毛や切れ毛といったさまざまな髪トラブル招いてしまう可能性も!
キューティクルが傷ついてしまう原因とは?
洗浄力の強いシャンプーには要注意!
髪の毛や頭皮の汚れを落とすシャンプーは、洗浄力が強いものを使用すると髪の毛に必要とされる水分までも落としてしまう可能性も。水分量が少ないとキューティクルが剥がれやすくなってしまいます。
間違ったドライヤーやブラッシング方法
キューティクルはうろこ状のため、無理にドライヤーを当てると、表面を傷つけてしまいます。また乱暴なブラッシングは摩擦で静電気を起こしやすくしてしまい、キューティクルを剥がす原因になるため注意が必要です。
キューティクルは紫外線に弱い!
キューティクルの弱点の一つは紫外線!長い時間にわたって紫外線を受けているとキューティクルが剥がれやすくなってしまいます。紫外線の強い夏のシーズンの外出ときには、注意しなければなりません。
パーマやカラーリングも傷つける要因!
カラーリングやパーマはキューティクルを開かせ、薬剤を浸透させるためキューティクルは剥がれやすい状態になります。繰り返し行うと最終的に完全に剥がれてしまい保護できない状態になってしまうことも…!
再生可能なキューティクルの状態とは
キューティクルが開くとどんな状態になる?
キューティクルのうろこ部分が開いてしまった状態になると、髪が絡まりやすくなり、指通りが悪くなってしまいます。また髪の毛のツヤもなくなってしまい、パサついた状態に。こんな症状が出はじめると黄色信号です!
キューティクルが開いただけなら再生可能!
キューティクルが開いた状態からは、まだ修復見込みがあります!トリートメントを使って栄養補給させ、キューティクルを閉じさせることが大切です。自宅での毎日のケアを怠らないように努めましょう。
再生できないキューティクルの状態とは
キューティクルが剥がれるとどんな状態になる?
うろこ状のキューティクルが剥がれ落ちてしまうと、髪の指通りが悪くなりツヤがなくなると同ときに、髪の毛がプチプチと切れてしまったり、枝毛が多くなってしまったりします。この状態になってしまうと、赤信号です!
剥がれ落ちてしまうと修復不可能!
キューティクルが剥がれ落ちてしまうと、残念ながら再び元の健康な状態に復活させる方法はありません。剥がれ落ちてしまった部分を切り落とし、新しい健康な髪が生えてくるのを待つしかないのです。
キューティクルを再生するヘアケア法
トリートメントで髪に栄養成分投与して補修
トリートメントは、髪の内部に必要な栄養成分を与えて補修してくれると同ときに、髪の表面も保護してくれる役割が期待できます。トリートメントを付ける際に、頭皮もマッサージしてあげるとなお良いでしょう。
お風呂から出たらなるべく早く乾かすこと
キューティクルは湿度が高いときや濡れているときに開きやすい性質を持っています。開いた状態でいると髪が絡まりやすくなってしまいキューティクルが剥がれる原因にもなるため、早めに乾かすよう心掛けましょう。
オイルでしっかりと保湿すること
お風呂上りに髪の毛にオイルをつけて外側からキューティクルを保護してあげることも重要です。いろいろなオイルがありますが、なるべく髪に優しい自然派のもので、ライトなベタつきにくいオイルを選ぶようにしましょう。
ヘアアイロンに使い方にも注意しよう
キューティクルは、頭皮の方から下向きです。そのためヘアアイロンを使用するときは、根元から毛先方向へ向かって使用します。これを逆さにして使うとキューティクルが剥がれ落ちる原因となるため注意しましょう。
毎日のヘアケアでキューティクルを保護しよう!
一度剥がれてしまうと再生不能なキューティクル。そんな悲しい状態にならないためにも、正しいヘアケア方法を行うことが大切です。ここでご紹介した内容を参考に、キューティクルを保護してツヤ髪を手に入れましょう!