『間取りの恋愛心理学』 “恋人ができる部屋”を精神科医がお教えします！
春、引っ越しシーズンの到来です。そんな時季にフィットする、気になるタイトルの本が登場しました。それは�睫擺�奈著『間取りの恋愛心理学〜ベストマッチなお部屋と恋のつかみ方』（三五館）。
精神科医である著者は、人間関係や精神面に悩みを抱える患者たちに対し、治療の一環で訪問診療による生活指導を続けていましたが、住環境を整えることで、精神面や人間関係の改善のみならず、仕事や恋愛においても好転するという例を多数見てきたのだといいます。
本著では「恋愛」にスポットを当て、引っ越しによって恋愛面において劇的な変化を遂げた８人の女性とのやりとりや引っ越しの過程、それがもたらした結果を通じ、住環境と恋愛の関連性を分析しています。
今回はカウンセリングの中から導き出された“間取りの恋愛心理学”の中から３つピックアップし、ご紹介したいと思います。
■女性らしさが足りない人は……駅近物件に住むべし！
駅から遠い物件は、家賃が安かったり静かだったりといった利点もありますが、人間関係や恋愛面ではマイナスに作用しがちです。まず駅から遠いと人を呼びにくく、誘いがあっても家を出るのが面倒で出不精になり、また彼氏ができても家に来たがらない、などという弊害が起こり得ます。
またメイクや服装にも影響が出てきます。夏場は駅までの道のりで汗だくになるために化粧くずれを気にしてメイクをおろそかにするようになったり、パンプスで歩くのがつらくてどうでもいい格好になってしまったり、女子力が低下する一因になることも。
そんなときは駅近物件に引っ越すことで、女性らしい出で立ちが意識できるようになり、そうすることで周囲がその変化を感じ取ることができ、恋を引き寄せる吸引力になることもあるのだとか。
■恋愛初期は……背面キッチンをセレクト！
キッチンが充実していないと料理を作る気にならなくなり、意中の男性の胃袋をつかむことが難しくなります。また自炊ではなく、外食やコンビニ食が続くようになると、便秘や肌荒れになり、体重も増えて美容面でもマイナスの影響が。女性であればキッチンに対しては特にこだわりをもって選ぶことが必要となるでしょう。
彼氏ができたら家に招き、対面式キッチンで料理しながら顔も見られて会話も弾む、というイメージを想像しがちですが、それはある程度関係が進んだ段階でのお話。恋愛初期の微妙な段階では、むしろ後ろ向きで料理する姿が献身的に映り、オススメです。
■垢抜けない自分を変えたいなら……高級エリアを狙え！
部屋選びの際に重要な条件のひとつに、最寄駅があります。その際に、家賃との折り合いがつけばいわゆる“高級エリア”に住むのも自分を大きく変えるきっかけになるのだとか。買い物も高級スーパーになり、また治安面やゴミ出し等の住環境のよさを日常的に体感することにより、自然と自身のレベルもアップしたような気持ちになり、仕事でもすぐにいい影響を及ぼすといいます。それは恋愛面でも同様で、自分が成長できたことで自信もつき、女性として垢抜けてキレイになり彼氏ができる、という作用を期待できることが多いようです。
風水の観点からではない、精神科医とのカウンセリングから導き出された家や引っ越しにまつわる恋愛心理学は、スピリチュアルな視点が苦手な人にも受け入れやすい１冊となっています。
引っ越しを実際検討している人はもちろん、“最近恋がうまくいっていない”という人にぜひ手に取っていただきたい�睫擺�奈著『間取りの恋愛心理学〜ベストマッチなお部屋と恋のつかみ方』。恋愛面はもちろんのこと、ゴミ屋敷からの脱出方法やストーカー撃退法、また不動産屋を味方につける物件交渉術など、“使える”情報が満載の１冊となっています。
『間取りの恋愛心理学』
高木希奈著
三五館
（吉田奈美／恋愛ユニバーシティ）
◇プロフィール吉田奈美 / 恋愛ユニバーシティ フリーランスライターフリーランスライター。女性誌を中心に、タレントインタビュー、恋愛企画、読み物企画、旅企画、料理企画などを担当。また書籍の企画・構成も行っている。B級裁判や恋愛にまつわる裁判傍聴ライターとしても活動しており、『恋愛saiban傍聴記』（主婦の友社）を出版。フジテレビ『ホンマでっか!? TV』、テレビ東京『暴露ナイト』、関西テレビ『今週のスポットライト』、BSスカパー『ダラケ！』等、テレビ出演も。
