胸が垂れる原因は、ブラジャーにあった―フランス研究

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ブラジャーは、胸の形を良く見せる以外に、姿勢を良くする、胸の垂れや肩の凝りを防ぐなどに効果的であると一般的に思われてきましたが、フランスのCentre Hospitalier大学のスポーツ医学の専門家Rouillon氏は、まったく違った研究結果を発表しました。

「医学的にも、生理学的にも、解剖学的にも、ブラジャーが胸が垂れを防いではいない。その反対に、ブラジャーを着けることにより胸が垂れてしまう」とRouillon氏は語っています。

Rouillon氏は、15年かけて18歳から35歳、330人の女子の胸を計測したところ、ブラジャーを着けなかった女子の乳房は、毎年7ミリほど上がり、硬く、ストレッチマーク(妊娠・成長・肥満などで急に伸ばされた皮膚に生じる筋)が消えていきました。

ブラジャーを着けると乳房組織の成長を妨げ、乳房をサポートする筋肉の劣化を引き起こしてしまい、着けないほうが筋肉に良いという結果でした。

この研究でブラジャーを2年間着けなった女子(28歳)は、呼吸がしやすく姿勢がまっすぐになり、腰痛が減ったと話しています。

しかし、今回の研究は、18歳から35歳を対象としているので、過去にずっとブラジャーを着けてきた45歳の女性が突然ブラジャーを外しても、良い結果が得られるとは言えないそうです。

外出時の洋服によっては、どうしてもブラジャーが必要で、まったく着けないというのも無理がありそうですが、休日で家にいるときはノウブラで乳房を休めてあげてもいいかもしれませんね。

French study suggests younger women should stop wearing bras
http://www.cbsnews.com/news/french-study-suggests-younger-women-should-stop-wearing-bras/