「タカラcanチューハイ」(1本227円・350ml)

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贅沢な味と斬新なデザインで酒類市場に新ジャンルを拓いた日本初の缶入りチューハイ「タカラcanチューハイ」。人気の秘密と知られざる製造工程をご紹介!<※情報は関西ウォーカー(2016年12月16日発売号)より>

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「タカラcanチューハイ」(1本227円・350ml)。樽貯蔵熟成酒とシチリア産手摘みレモン、炭ろ過水の厳選素材が生む、辛口の飲み応えが贅沢なレモン(写真手前)のほか、グレープフルーツ、ライム、プレーン、ドライ(奥)の5種。ライム、プレーンは250ml(173円)サイズのみ。

■ 知られざる製造工程を紹介!

<1>今も発売当時のタンクで原液を仕込む。厳選された11種の樽貯蔵熟成酒をブレンドしたアルコールに果汁などを調合し、チューハイのベースとなる原液を仕込む。

<2> 炭酸ガスを封入して高速充填!チューハイの原液に、炭でろ過したクリアな水をブレンドして、炭酸ガスを封入。高速で回転しながら缶に充填し、ふたを付けて密封。

<3>緻密に計算された温度・時間で殺菌。1分間に750本(350ml缶換算)のスピードで充填された製品は殺菌装置へ。風味を損なわないよう、殺菌温度と時間には注意を払う。

<4>安心・安全な製品を全国へ出荷!殺菌後、工程内の検査を経て、24本単位で自動的にダンボールに梱包。厳しい品質検査をクリアした製品だけが全国各地へ届けられる。

■ 「タカラcanチューハイ」ヒットの裏側

日本初の缶入りチューハイとして、30年以上。最も歴史の長いロングセラー商品。黒壁蔵(宮崎)で保有する樽貯蔵熟成酒から厳選された11種類のアルコールをブレンド。

ベースとなる焼酎は、樽貯蔵熟成酒約20000樽、およそ85種から吟味。絶妙なブレンドが味の決め手。

世代を超えて親しまれるシンプルなパッケージは、世界的グラフィックデザイナー・松永 真氏が制作。

■ お酒を愛する人々の定番!

今や居酒屋などでも定番となったチューハイが、学生や女性など若い世代にブームを呼んだのは1980年代。それ以降は、“お酒デビューはチューハイ”という人も珍しくない。実は、ブームの火付け役となったのが、1977年に発売された宝焼酎「純」。当時、アメリカでウォッカがバーボンの消費量を上回るなど、無色透明な酒がブームとなった「白色革命」の潮流をいち早く取り入れ、無色透明の焼酎を開発。この「純」の大ヒットで、炭酸や果汁で割るといった飲み方が瞬く間に定着した。こうした焼酎新時代の到来と共に、1984年に登場したのが、「タカラcanチューハイ」だ。

「純」にも使用している樽貯蔵熟成酒を贅沢に11種類ブレンドした味の深みは、甲類焼酎のパイオニアである同社ならでは。いつでも楽しめる気軽さに、斬新なデザインも手伝って酒類市場に新ジャンルを確立。多種多彩な商品が登場する今も、焼酎造りの伝統を生かした“元祖辛口”は、お酒を愛する人々の定番であり続けている。

「2016年9月に、タカラcanチューハイ<ドライ>が新発売。アルコール度数9%の飲み応えと、キレのいい辛口の味わいをぜひお試しください!」と、伏見工場工場長の坂田次朗さん。

■宝酒造株式会社<住所:京都市下京区四条通烏丸東入(本社) 電話:075-241-5111(お客様相談室) 創業:1842年 社長:柿本敏男 事業内容:酒類、酒精、調味料、その他の食料品、食品添加物の製造・販売 従業員数:1259名(2016年4月1日現在)>【関西ウォーカー編集部】(関西ウォーカー・編集部)