男女で脂肪の付き方のちがいはあるの?

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■“内臓脂肪”に要注意!

体脂肪には2種類ありますが、特に注意したいのが男性につきやすいと言われる内臓脂肪です。内臓脂肪を放置しておくと、病気のリスクが高まることをご存知ですか?

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■皮下脂肪と内臓脂肪のちがい

まずは2種類の体脂肪の特徴についてそれぞれ見てみましょう。

・皮下脂肪:皮膚の下の脂肪で、筋肉の上に蓄えられる脂肪
皮下脂肪が多いほど体型やボディラインに影響がでます。女性につきやすい傾向にあります。

・内臓脂肪:肺や肝臓など内臓の周りにつく脂肪
脂分や糖分の多い食事を続けていると身体の内側に脂肪がつきます。男性につきやすい傾向にあります。

■体脂肪を減らすために

内臓に脂肪がたくさんつくと糖尿病や動脈硬化が進み、心臓病や脳卒中などの病気にかかりやすくなると言われています。体脂肪を消費するためにまず取り入れたいのが、有酸素運動と食生活の改善です。

・有酸素運動
体内に酸素を取り込んで脂肪を燃焼させるウォーキングやジョギング、ヨガなどがオススメです。効果的な時間帯は、朝食の前。血糖値が低く空腹時の朝は、脂肪の燃焼が早くなります。

・食生活の改善
ごはんやパンなどの炭水化物を摂りすぎると肥満の原因になります。主食は控えめにして、ミネラルやビタミンが豊富な野菜や海藻などを積極的に摂るようにしましょう。

■まとめ

脂肪は悪者というイメージがありますが、実は体温を保ったり、筋肉や骨、内臓を保護したり、エネルギーを貯蔵するなど大切な役割があります。

特に女性は、正常な生理周期の維持に適度な脂肪は必須です。無理なダイエットは女性ホルモンのバランスを崩す原因となりますので、適度な運動とバランスのよい食事を心がけましょう。

(32歳女性栄養士/Doctors Me)

※画像は本文と関係ありません