思わず納得してしまう恋愛心理学1位「つり橋理論」

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恋愛中、2人の間で気持ちのつながりが強くなる瞬間があるはず。そんな状況について、心理学的に説明されているケースが多々あります。今改めて考えると思わず納得してしまう恋愛心理学を読者388名に聞きました。

Q.思わず納得してしまう恋愛心理学を教えてください(複数回答)
1位 「つり橋理論」恋愛以外の要因で心拍数が増加した際、異性と恋に落ちる 31.7%
2位 「ミラーリング」相手と同じことをすると、親近感が湧く感情 22.9%
3位 「2人だけの秘密効果」情報を少人数で共有すると仲間意識が生まれる心理 13.7%
4位 「YESの法則」自分の意見などを肯定する人間に好意を抱く感情 13.4%
5位 「錯誤帰属説」反対されると愛情が強まる、ロミオとジュリエット現象 12.6%

■つり橋理論
・「一緒にいてドキドキすると恋愛と錯覚しそうだから」(30歳男性/情報・IT/技術職)
・「何か事件、事故など共有した人と付き合いやすいと思う。共通の体験、秘密が親近感わくね」(46歳男性/電力・ガス・石油/技術職)
・「これだけしかしらないことだったから。でも確かに高い不安定なところへいけばそうなるかもしれないと痛感する」(32歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)

■ミラーリング
・「実際にやってみるようにしています。食事とかなら、会話にもつながるので」(25歳女性/医薬品・化粧品/営業職)
・「これは実践済みです! 効果あり」(37歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)
・「これは納得できる。今の彼女はそれで意気投合した」(32歳男性/金融・証券/専門職)

■2人だけの秘密効果
・「秘密を話してしまうと心を自分が開いてしまいがち」(28歳女性/医療・福祉/専門職)
・「経験があるから」(27歳男性/建設・土木/事務系専門職)
・「秘密を共有すると、普通の友達より一歩先に進めたような気がしてしまう」(25歳女性/印刷・紙パルプ/事務系専門職)

■YESの法則
・「確かにわかりあえるのではと期待するので」(22歳男性/運輸・倉庫/専門職)
・「好きな人には有能なイエスマンになってしまうから」(24歳男性/団体・公益法人・官公庁/専門職)
・「誰でも自分のことを認めて欲しいから」(28歳女性/情報・IT/経営・コンサルタント系)

■錯誤帰属説
・「反対されるほど頑固になってしまうと思う」(32歳女性/運輸・倉庫/秘書・アシスタント職)
・「親の反対をおしきって結婚まで、こぎつけたのに、親が折れたとたん結婚をやめたくなった友人の話を聞いているから」(36歳女性/金融・証券/事務系専門職)
・「反対されると燃える感情は理解できる。一気に自分がヒロインになれるから」(30歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)

■番外編:体験上、納得!
・「テリトリー効果」恋人同士が話しているとき、知り合いであっても第三者は話しかけにくい「知り合いが彼と歩いているのを見ると違う道に回避しようと、必死にこそこそ隠れる自分がいるため……」(24歳女性/情報・IT/技術職)
・「自己開示的」恋愛対象には自分の事をよく話す「彼氏がそうだから」(26歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「恋の閉鎖性」恋人と二人っきりになりたい心理「自分の過去の体験に照らし合わせると、確かにその法則が作用していたと思うから」(30歳女性/小売店/秘書・アシスタント職)

●総評
1位は「つり橋理論」でした。揺れる橋と揺れない橋で男女を行き合わせ、電話番号を教えるか否かという実験に基づいた理論。映画でのカップルは、この理論で恋に落ちることが多いのですが、現実にはなかなかないシチュエーションですよね。

2位は「ミラーリング」。体験しただけでなく、成功例が多いことも特徴的です。食事のメニュー、話すスピード、職場でなるべく同じ作業をするなど、相手に合わせることがポイント。ちなみにメールにおいては、文章量や改行のタイミングなどを相手に合わせると効果があるようです。

3位は「2人だけの秘密効果」がランクイン。例えば他人に言えない自分のクセや、部屋のレイアウトなど、些細なことでもプライベートなことは聞き手を夢中にさせます。すると、情報の返報性により、相手も同じようなことを教えてくれる。

これで2人は「特別な関係」になるわけです。ビジネスにも応用できそうですね。

4位は「YESの法則」。人間肯定されて嫌な思いはしないもの。仲良くなった後なら、考えの違いを互いに言い合うのも相互理解を深めるコツなのかもしれません。5位は「錯誤帰属説」。親に交際を反対されたときには、親に対しての怒りと、恋人に対する愛情が混乱するから、と言われています。

友人の登山家が、「山で女に惚れるな。(山を)下りてから決めろ」と言っていたのを思い出しました。しかし、山で惚れても、本当の愛情に変化すれば何の問題もありません!
(文・OFFICE-SANGA 秋田茂人)

調査時期:2014年7月15日〜2014年7月22日
調査対象:マイナビウーマン読者
調査数:男性129名、女性259名
調査方法:インターネットログイン式アンケート