メイクアップアーティストが膣洗浄ジェルをプロデュース 世界一周の旅で得た経験からブランド立ち上げ
Tazakiは、2007年にニューヨークでメイクアップアーティストとしてキャリアをスタート。2014年に帰国して以降も国内外の雑誌、広告セレブリティのメイクを手掛けるほか、独創的で“リアルモード”なビューティルックで支持されている。旅好きとしても知られ、約1年かけて世界中の国々を巡った。旅の中で同氏は、貧困や暴力、性感染症、女性蔑視、人身売買、環境破壊など日本ではあまり向き合うことのない社会問題にも触れ、世の中の目を向けるべき問題への意識が高まったという。その中で、同じ女性として、心と身体をケアし、自分自身を慈しむとともに、デリケートな身体の悩みをオープンに相談できるきっかけとなるようなプロダクト開発を目指し、ブランド立ち上げに至った。
第1弾のインサイドケアジェルは、膣内と同じ弱酸性を採用し、乳酸桿菌や植物由来の成分などを複数使用。香料、着色料、界面活性剤など不要な添加物は使用しない処方を採用した。また、グレープフルーツ種子エキスやローズマリーエキス、ザクロ果実エキスを取り入れ、自浄作用を弱めることなく清潔に保ちながら、臭いをケアする。デリケートな商品であることから、容器は金型から一貫して日本国内で製造し、管理医療機器認証を取得。挿入時の抵抗感を軽減するため細身にするととおもに、グリップ力を強化することで使用しやすさを追求した。
外箱は、Tazakiがエジプトを訪れた際に感銘を受けた岩山の勇大さを自身が描いた原画を元に、アートディレクター兼デザイナーの峯崎ノリテルがデザインを担当。イラストはイラストレーターの佐伯ゆう子が手掛けた。外箱は木材使用削減の為にさとうきびの搾りかすから作られた紙を採用し、印刷インクはベジタブルオイルと呼ばれる再生可能な大豆油、亜麻仁油、ヤシ油などの廃食用油などをリサイクルしたものを取り入れ、環境負荷の削減に努めた。
Tazakiは、「私は職業上、色々な方と接する機会がありますが、実はデリケートゾーンの悩みを抱いている女性がとても多いということを知りました。海外では子どもの頃からデリケートゾーンのケアについて学校や親から教育を受け、ケアする事が当たり前になっている中で、フェムケアは日本ではまだあまり浸透していません。日本におけるフェムケアの扱いや、女性だけでないすべてのジェンダーに対する意識を変えたいという思いから、デリケートゾーンをいたわる膣内洗浄器を発売しようと思いました」とコメントしている。
今後も女性の悩みに寄り添った製品や、まだ日本では浸透していない製品などをプロデュースしていくとし、「社会問題である性差別や病に悩む女性達に目を向けるようなアクションを自分から起こしていくのが私たちのブランドのミッションだと考えています」と意気込んだ。
■フェメイト:公式サイト