続きを知りたい…どうしても読みたい


『源氏物語』に沼落ち! 物語が好きすぎる文学少女が50歳を過ぎて書いた人生の回想録/胸はしる 更級日記(1)

『源氏物語』を…なにがなんでも読みたい!

今からおよそ1000年前。京の都から遠く離れた東国の片田舎で、『源氏物語』に沼落ちした文学少女、菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)。「物語」が好きすぎてヲタ活街道を爆進したキラキラの10代を過ごすも、気づけば大切な人の死や仕事、結婚、家族など、現実が立ちはだかるお年頃に…。

そんな夢見る少女時代から、後悔と懺悔の日々を送る晩年までを綴った回想録『更級日記』をコミカライズ! 紫式部が主人公のNHK大河ドラマ『光る君へ』への登場でも話題の、菅原孝標女による「NO物語、NOライフ!」な疾走録をお楽しみください!

※本記事では、主人公「菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)」を、愛称として「ムスメ」と呼んでいます。

※本記事は小迎裕美子、菅原孝標女、赤間恵都子著の書籍『胸はしる 更級日記』から一部抜粋・編集しました。

■◆一心不乱にぬかづいて!!

野暮ったい娘 それが私


もっとくわしく


ところどころじゃなくて全部を


こんな田舎では物語は手に入らない…


等身大の薬師仏を造り


お祈りしたのでした


■◆祈り続けたその結果…

祈りが通じたー


ガラーンとしちゃった


申し訳なくてつらすぎる…


著=小迎裕美子、菅原孝標女、赤間恵都子/『胸はしる 更級日記』