ある一瞬の言動をきっかけに、好きな人に興醒めしてしまったことはありませんか? 幻滅の度合いが大きい行動を目の当たりにするほど、それまでの好意が嘘のように消えていきますよね。大好きだったはずの彼に興醒めしたことのあるレディたちのエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。

大好きな彼のことを好きじゃなくなったきっかけとは?

1:負け惜しみで元カノの話を出す

「一瞬だけ付き合った元カレは、めちゃくちゃ負けず嫌いで自分の非を認めないタイプ。私に対しては違うと思っていたのに、私にも謝れない人でした。あるとき手料理を作ってくれたんですが、お世辞にも“美味しい”とは言えない出来だったから、素直に言ったんです。そうしたら、せっかくの手料理にダメ出しされたのが悔しかったらしく、いきなり元カノの話を出してきて『元カノは美味いって褒めてくれたのに』って言われて……。それを聞いた瞬間に、器が小さい人だなって思って、興醒めしました。負け惜しみで元カノの話しを出すなんて、喧嘩を売っているとしか思えなくて呆れちゃいました」(28歳女性/医療関係)

2:結婚話が出た途端に仕事を減らした

「フリーランスで働いていた元カレは、結婚の話が出始めた途端に仕事を減らしてゲームばかりするようになったんです。これから結婚式とかいろいろお金がかかるというときに仕事を減らすなんておかしいと思ったのですが、共通の友人からその理由を聞いてびっくり! 実は私の実家は地元ではそこそこ有名な会社をやっているのですが、元カレは私と結婚をすれば働かなくても贅沢ができそうって周りに話していたらしいんです。そういう感覚の人と結婚はしたくないって思ったし、それを聞いた瞬間に元カレへの気持ちがスーッと冷めました」(30歳女性/IT関係)

3:自分好みに変えさせたがる

「10歳年上でちょっとオラオラな彼氏と付き合ったときの話です。口説いてくるときには私のことをベタ褒めしていたくせに、付き合って少し経ったら『もっとメイクはこうしたら?』とか『服はこういうのを買わないと似合わないよ』とかって、自分好みに変えさせようとしつこくて。化粧品や服をプレゼントしてくれることもありましたが、なんだか私の個性が否定されているみたいで、すごく気分が悪かったです。せっかく年上の優しい彼氏ができたって思っていたのに、今まで付き合ったどんな彼よりも口うるさくて、こういう人とそのまま結婚するとモラハラにも発展しそうだなって感じました」(28歳女性/エンターテイメント関係)

恋人の性格は、実際に付き合ってみないとわからない部分も多いですよね。どんなに大好きな彼でも、このような言動を目の当たりにしてしまえば、気持ちが冷めても無理はありません。

書いたのは

出典: 美人百花.com

並木まき。元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)。20代から魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を生かし、美容や恋愛に関するコラムを女性誌を中心としたさまざまな媒体に寄稿。