「ふるさと納税」が社会課題解決の鍵に!JOY・わたなべ麻衣夫妻も応援する新たな“子育て支援”とは!?
子供・子育て支援団体「認定NPO法人フローレンス」と全国NPOの連盟組織「NPO法人新公益連盟」は、渋谷区ふるさと納税を活用した認定NPO法人支援事業の展開を表明。2022年11月1日には、その概要を説明する記者発表会が行われた。
【写真を見る】自分たちの子育ての経験も例に挙げつつ、トークセッションを行ったJOY・わたなべ麻衣夫妻
この度の「渋谷区NPO支援事業発表会」は2部構成で実施され、第1部には新公益連盟創設者の駒崎弘樹氏、渋谷区長の長谷部健氏をはじめ、寄付団体として選定されたフローレンスの代表理事・赤坂緑氏、同じく区内認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン スタディインアメリカプロジェクトの大山遥氏、区内認定NPO法人ETIC. クリエイティブシティ事業部長・佐々木健介氏らが登壇。ふるさと納税をNPOの寄付に充てる“先進的な取り組み”に至った背景や、渋谷区の狙いなどが紹介された。
また、後半には3団体それぞれの活動内容の説明が行われ、長谷部氏からは以下のコメントも寄せられた。
「渋谷区は、渋谷区内を拠点に活動する認定NPO法人の活動を支援するため、ふるさと納税を活用した認定NPO法人支援事業を開始します。NPOの活動は、福祉、教育、まちづくり、環境に関することなど多岐にわたっており、地域や社会のさまざまな問題解決に取り組んでいます。私自身もゴミ拾いに関するNPOを立ち上げ、長年活動した経験から、NPOの活動が社会にもたらす力に期待するとともに、本事業によってNPOの活動が活性化し、公益の増進や社会課題の解決につながると信じています」
続いて第2部では、タレントのJOY・わたなべ麻衣夫妻がゲストとして登壇。「ひとり親支援」「子供の虐待・貧困問題の解決」といったフローレンスの取り組みに触れつつ、「ふるさと納税で子供たちのために何ができるか?」を、一緒に考えていくトークセッションが行われた。
そうして最後には、日々、子育てに励むすべての人たちに向けて、二人より以下のメッセージが寄せられた。
「子育ての大変さは、僕も妻も身に染みてわかっていますので、日々頑張っている全国のお父さん、お母さんのことをリスペクトしています。僕たち夫婦はキラキラしたイメージを持たれがちですが、子育てを通して、意見がぶつかることもよくあります。それでも、そうした大変さ以上の喜びがあることが子育ての楽しいところなので、苦しいときは皆で支え合って乗り越えていきましょう」(JOY)
「世の中にはいろんな家庭環境がありますが、どのご家庭でも子育てに関しては、皆さん本当に頑張られているので、まずは心の底から“本当にお疲れ様です”ということを伝えたいです。今回発表された事業が世の中に広まって、ほんの少しでも、毎日大変な思いをされているお母さま方やお子さんたちの助けになれば…。明るい未来を作るきっかけになれば…という思いでいるので、微力ながら情報の拡散のお手伝いができれば幸いです」(わたなべ麻衣)
ふるさと納税を活用した「認定NPO法人支援事業」については、渋谷区の公式サイトで詳細を確認できるようになっている。気になる方はこちらのサイトや、寄付団体として選定された各団体の公式サイトをチェックしてみてはいかがだろう。
取材・文=ソムタム田井