人気声優の小野賢章さんといえば、2020年にツイッターで花澤香菜さんとの結婚を報告。

声優界にビッグカップルが誕生!と耳目を集めた。

そんな彼に「行きつけにしたいお店」をテーマに話を聞くと、愛妻とのプライベートな一面を赤裸々に明かしてくれた!

小野さんのインタビューを、今日と7/2(土)の2回に渡ってお届けします!


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「行きつけの店を持っておくと、人生が何倍か楽しくなるという実感があります」と話す、人気声優の小野賢章さん。

聞けば、定期的に足を運んでいるところがあるという。

「港区にある肉割烹です。出合ったのは、今から5年ぐらい前。妻とまだ付き合っていた頃で、実はふたりでよくそこに出かけていたんです。それで、いつしかお店の方と顔馴染みになって。

今では、新しいメニューが考案されるときに試食に呼んでいただいたり、美味しいものを分けていただいたりする間柄。最近も、美味しいうどんを頂戴したばかりです」

たしかに、常連になるとうれしいメリットがいろいろある。

また、小野さんは、夫婦で食事に出かけたときのこんなエピソードも明かしてくれた。

「うちの夫婦は、お店で会計するときに“男気じゃんけん”をやるんです。じゃんけんに勝った方が奢るという。

まあ、ひとつ屋根の下に一緒に住んでいるので、結局のところ、どちらが払っても同じことなんですけど。それをカウンターでやっていたら、ほかのお客さんに見られていたようで、一時期、そのお店で流行ったみたいです」

それを聞いて、思った。小野さんと奥様のやりとりは、きっと、人の目を引きつけるぐらい、仲睦まじいものだったのだろうと。


「同じ職業だからこそ、妻のことはあまり干渉しないです」


おふたりの結婚発表は、2020年のこと。声優界のビッグカップルが誕生したというニュースは、SNS上を賑わせた。

仕事を通じて出会い、結婚に至るのはごく自然な流れ。同じ職業であれば互いの仕事への理解も深く、何かと折り合いもつけやすいのではないか。

そんな話を振ってみると、小野さんは次のように言った。

「あくまで僕の考えですが、仕事とプライベートの境目がどうしても曖昧になりがちなので、意識的に線を引くようにしています。

結婚をする前は妻のライブに行ったこともあるんです。でも、妻を応援しに来たファンの方たちが、僕が会場にいることを知ったら、がっかりするかもしれないじゃないですか。

そんな考えがあるとき生まれて、それからはあまりお互いの仕事を干渉しないようになりました」

相手の立場をわかりすぎるほどわかっているからこその配慮だろう。


自身が携わった作品への想いを、小野さんが熱く語る!


小野さんは、2021年度に最も活躍した声優を称える第16回声優アワードにおいて、主演男優賞を獲得。

「賞をいただくと、どうしてもその作品がクローズアップされます。とても光栄なことです。すべての作品が同等に扱われるなんてありえないとも、重々承知しています。

ただ、演じる僕から言わせていただくと、毎回、同じように魂を削って演っている。思い入れがある。自分にとっては、どれもこれもかけがえのない作品なんです」

小野さんの眼差しは熱を帯びていた。


【後編】 7/2に公開!
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■【WEB限定】編集部は見た!小野さんの撮影当日の裏話

■プロフィール
小野賢章 1989年生まれ。福岡県出身。4歳から子役として、舞台、映画、テレビドラマに出演。2001年に映画『ハリー・ポッターシリーズ』のハリー役を機に声優としての活動を始める。今年3月5日に発表された第16回声優アワードで主演男優賞を受賞。現在、テレビ東京ほかで放送中のアニメ『SPY×FAMILY』に出演

■衣装
シャツ 27,500円〈HOMME PLISSE ISSEY MIYAKE TEL:03-5454-1705〉、Tシャツ 16,500円〈junhashimoto TEL:03-6277-5550〉、時計 951,500円〈IWC TEL:0120-05-1868〉、他スタイリスト私物

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この日はジュラ地方の黄色いワイン「ヴァン・ジョーヌ」をセレクト。小野さんはフリだけだったが、乾杯している様子で……というオーダーに対しても自然な笑顔で応えてくれた

特等席はやはりカウンター。シェフの説明に小野さんは興味深々

『O2』があるのは住宅街の中。懐かしい下町風情を残す一帯で、そのスタイリッシュな外観は異彩を放つ。店名がかたどられた黄色いネオンサインを見上げながら「妙にそそられますね」と小野さん