女性をダメにする「メンヘラ製造機」の特徴

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突然ですが、私は「メンヘラ」という言葉が苦手です。ちょっとラフだから。

とはいえ「メンヘラ」という単語で検索して──インターネットの海を漂流するボートみたいに──ここに辿り着く方の力にもなりたいのです。あえてメンヘラという言葉を使わせていただきます。

今回のテーマは「メンヘラ製造器の攻略法」です。

メンヘラは何によって生み出されるのか、そんな男にどう対処すればいいのか。ちょっと向き合ってみましょうか。

■メンヘラ製造機とは?

あえてクドく書きますと「関係を持った女性を不安に陥れる男性」のことです。

つまりは「女性をメンヘラ化させる男性」というわけですね。基本的にはネットスラングになります。

第一に、女性にモテるのが特徴です。そして関わったが最後、女性は不安でたまらなくなるわけですね。

最近ではドラマ『凪のお暇』に登場した中村倫也さん演じる“ゴンさん”が「メンヘラ製造器」として一斉を風靡しました。

こんな男性に注意。メンヘラ製造機の特徴

ここではメンヘラ製造器の特徴を解説いたします。心の中のチェック項目にいれておいてください。ぜひ注意してくださいませ。

◇(1)不安にさせる言動をとる

とにかく言葉や行動で不安に突き落としてくるのですね。

具体的に書くと、

・ずっとスマホを触っている(LINEやSNSをしてる様子)
・休日何をしているか教えてくれない
・LINEの返信がない
・夜電話にでない

といった感じです。

やはり女性たるもの(男性もですけれど)好きな人には安心させてほしいですよね。ところが、そうさせてくれない恋人がいると──不安でたまらないわけです。返信がくるまで一晩中起きていたり、急に彼の家を訪ねたりもしたくなるわけです。

◇(2)他の異性の存在を匂わせる

シンプルにこれもあります。

モテる匂いが止まらないわけです。さらにいうと「恋人ができたのにモテをセーブしようとしない匂い」がするのですね。異性の影といいますか。

オンラインでも、オフラインでも、異性が周りにいる(さらに、楽しくやっていそうな)ことを感じさせるのです。そりゃ不安になります。

◇(3)「他のところにいってもいいからね」

その上で突き放すような発言をします。

他にも「俺は束縛しないから」「浮気していいよ」「俺は去る者追わずだから」というものがあります。そんなことを言われると「私って大事にされてないのかな……」と感じますよね。

しかも、これは「だから俺も自由にするのを許せ」と暗に語っているに過ぎないのですね。

◇(4)すぐに「別れる」と発言する

何かあるとすぐに「別れる」です。

それを言っちゃアおしまいでしょう、という切り札を簡単に使ってくるのです。貴女がイエスと言わないことを知っているから。もう女性としては全面降伏するしかありませんよね。そんな様子では、ちょっとした注意もできなくなります。

もはや脅しですらあるでしょう。

◇(5)「そのままでいいんだよ」と繰り返す

ここも要チェックです。

ゴンさんも、これ系でしょう。メンヘラ製造器(の一部)は「そのままでいいんだよ」といった言葉を頻繁に使います。一見すると優しいだけの言葉に感じますよね。もちろん適切に使われると、すごく温かみのあるセリフでしょう。

しかし頻繁に浴びせられると「いつまでも成長しないで俺に依存していなよ」という意味にもなりえるのです──怖い話みたいですよね。

■彼を本気にさせるには? メンヘラ製造機の攻略法

さて、本題です。

ここでは「メンヘラ製造器の攻略法」を語ります。現状の苦しさをなんとかしたい貴女。ぜひ参考にしてみてくださいませ。

◇(1)自信を持つ

そんなこと言われても、と感じるのはごもっともです。

しかし、これが何よりの特効薬です。ひとまず大前提として、頭に入れてもらえると助かります。

メンヘラ製造器は、あの手この手で貴女の感情を揺さぶってきます。そのたびに大きく反応してしまうと負けがかさみます。だからこそ、ちょっとしたことでは揺るがない「自分」というものを作るべきなのですよ。

何はなくとも自信であります。

◇(2)複数のコミュニティに参加する

メンヘラ製造器は、貴女のコミュニティも奪いがちです。

友達付き合いを薄れさせたり、バイトを辞めさせたり──そして俺だけに依存しておけよというわけですね。近い人間が彼だけになると、そりゃ「もし彼を失ったらどうしよう」と不安にもなります。

だからこそ友人でも、仕事でも、趣味でも、複数のコミュニティを持つことが大事なのですね。心の重みを分散させるわけです。

◇(3)夢中になれるものを見つける

仕事でも趣味でも構いません。

これさえしていれば時間を忘れる、というものを探しましょう。メンヘラ製造機にとって「自分以外のものに夢中になられること」は大ダメージになりえるのですね。うまく依存させられなくなりますから。嫉妬させるのです。

もちろん彼との恋愛を成功させたいからという理由以外でも、そもそも夢中になるものはいくつあってもいいと思うのですよ。その方が楽しいじゃありませんか。

◇(4)趣味や仕事で成果をあげる

その夢中になるもので、成果をあげるのが理想ではあります。

いわば社会的に認められるということです。メンヘラ製造器は(普通の男性でも)貴女の価値が世間的に上がると焦りはじめます。シンプルにいえば「他の男に盗られる気がするから」ですね。

それに女性の「愛する・愛される」という軸に比べて、男性は「尊敬する・尊敬される」という軸で生きています。だからこそ成果をあげて「尊敬させる」のが有効になるのですね。

男心を読み解く上で、この考え方は重要になります。ぜひ強めに覚えておいてくださいませ。

◇(5)対話をする

メンヘラ製造器は「空気感で貴女をコントロールする」のが得意です。

デートの予定も、家での過ごし方も、二人の関係性も、いつのまにか彼の思い通りになっているのですね。それを防いで、対等な関係に持ち込むことからです。

そのためには「対話すること」です。

シンプルに「それについてはこう思う」と会話しましょう。もちろん感情をありったけぶつけるという意味ではありません。男性にもピンときやすいように冷静に話そうということです。なし崩しに受け入れていませんか。

貴女のスタンスを明確にする、ということです。

◇(6)いったん微妙に距離を取る

これも正解です。

こちらからLINEの返信を遅らせましょう。メンヘラ製造器に対して「貴女のコントロールは失敗しかけていますよ」とサインを送るのです。慌てて優しくなればしめたものですよね。

何より彼と距離を取ることで、貴女も心の平穏を取り戻せます。今、自分の人生はどうなっているのか。ゆっくり考えることができますよね。まずは自分を安全な場所に逃がしましょう──彼を揺さぶりながら。

月並みですが、離れることで見えるものもあるはずです。

これ以上ヤバイと感じたら逃げろ

今回は「メンヘラ製造器の攻略法」という特殊なものでした。

最後に伝えたいことがあります。

もちろん、その彼と幸せになりたいという気持ちは分かります。そのために「今、貴女ができること」を紹介したつもりです。

恋心というやつは叱っても追い出すことができません。そのまま突き進むしかない時もあるでしょう。その過程でハッピーエンドになることもあれば、苦しい道になることもあるでしょう。いろんな人生があります。

ただ、もし「あ、ヤバイかも」と感じたら。そのときは全力で逃げると約束してほしいのです。引き返せるうちに。

私は引き返せなくなった人を何人も見てきました。貴女には、そうなってほしくないと思っているのですよ。いつか、この言葉を思い出してやってくださいませ。

貴女に幸せが舞い降りることを祈っております。

(浅田悠介)

※画像はイメージです