ななめチーク、眉の色。時代遅れを感じさせる残念メイク
自分ではイケてるつもりでも、「あのメイク古いよね……」って思われているかも!? と、会話している相手の視線がどこを見ているのか、気になることありませんか?
流行に敏感でいたいからこそ、ついつい気になるメイクのあれこれ。 気になりだしたら自信が無くなるし、かといってどこを直せばいいかもわからない……。
そこで今回は、移り変わりが激しいメイク業界でプロのヘアメイクとして年間1000人以上の女性を美しく変身させている筆者が、「おばさんメイク認定される、時代遅れなメイクパターン3つ」をご紹介します。
■厚塗りベースメイク
色白陶器肌になりたいから……と、日焼け止め、コントロールカラー、メイク下地、ファンデーション、コンシーラー、フェイスパウダー、とまるで化粧マニュアルのように全てを塗りたくってはいませんか?
もちろん念入りに仕上げることは大切ですが、今流行している“透明感”や“素肌感”のあるベース作りは素肌の上に色を重ねれば重ねるほど遠のいていきます。
まずはコントロールカラー、メイク下地の断捨離をおすすめします。気になる部分はポイントで隠し、それ以外の部分は、保湿後すぐにファンデーションでもOKです。
この時一番大切なことは、“きちんとファンデーションやコンシーラーの色を肌にぴったりと合わせる”こと。
1色で合う色が無くて……というときには、必ず前後の色と合わせて2色購入してみるなど、自分で混ぜてぴったりの肌色を作りましょう。そうすることで少量のファンデーションで顔色を良く見せることが可能になります。
■濃い色の斜めチーク
チークは斜めに入れるものと思い込んでいるとしたら、それこそが“おばさんメイク”の始まり。
アイメイクに力を入れるからこそ、逆にチークはナチュラルに仕上げることで今っぽさが生まれます。薄いコーラルピンクカラーのチークをチークボーンの正面にふんわり“丸く”入れて、自然な血色をプラスすることで若々しさと透明感を演出しましょう。
■眉がグレーブラック
眉は髪の毛と同じ色に揃える……のはひと昔前のメイク。
ヘアカラーをしていない黒色の髪でも、ワントーン明るいダークブラウンで描くことでグッと今風な印象に仕上がります。ポイントは、アイブローペンシルで描いた仕上げにもう1トーン明るいブラウンシャドーで上からふんわりとぼかすこと。
そうすることでペンシルの固さがやわらぎ、眉の自毛の色もぼかすことが出来るのでナチュラルに仕上がります。
いかがでしたか? アイメイクよりも“流行”が出やすいポイントを見直して、常に旬なメイクで若々しくいましょうね。
【画像】
※ Stock-Studio / shutterstock
【筆者略歴】
古賀真知子
メイクアップイマジンbyオフィスノムラ主宰。撮影関係のヘアメイクをこなす傍ら美容家として一般女性に美しくなるための様々なビューティプログラムレッスンを行っている。モットーは「女性は内・外側から美しく」